
大人も子どもも、家族みんなが過ごしやすい家づくりに大切なことってなんだろう?Vol.30では、都心の住宅街に佇む瀬戸あゆみさん、車田 篤さん家族の住まいへ。ミッドセンチュリーの名作家具にヴィンテージ雑貨、本格キッチンに屋上サウナまで、好きをたっぷり詰め込んだ、唯一無二の空間です。子育ても家事もおしゃれもはかどる、理想の住まいのヒントを探りましょう。
profile
瀬戸あゆみさん/車田 篤さん
モデル/LDFS・GUIDING LIGHT代表
ファッション雑誌でカリスマ的人気を集めたあゆみさんは、アパレルブランドのディレクターを務めたり、モデルとして活躍中。篤さんは、原宿の人気バーガーショップ「THE GREAT BURGER」を核に、「JENNIFER SEVEN」「GOOD TOWN BAKEHOUSE」など多彩なジャンルの飲食店を手がけるオーナー。国内外の飲食店のディレクションも多数手掛ける。Instagram:@setoayumi @atsushi_kurumata
FAMILY:3人+1匹家族(パパ・ママ・長男2歳・愛犬)
HOUSE TYPE:戸建て/注文住宅
HOUSE DETAIL:居住歴5年半/3SLDK +RF
AREA:東京都
こだわりの住まいについて
憧れのアメリカを、日常に。
ロマンと家族の笑顔が詰まった家
住まいは、夫・篤さんが結婚前に建てたという4階建ての一軒家。空間を彩るのは、50〜70年代のミッドセンチュリー家具と、アメリカで買い集めたヴィンテージ雑貨たちだ。「僕は1977年生まれで、小学校時代に『E.T.』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をリアルタイムで見て育ちました。そこからアメリカンカルチャーへの憧れが生まれて、今も好みは変わっていません」(篤さん)。コロナ前は年に8回ほどアメリカへ飛び、アンティークショップやフリマを巡って買い付けを重ねてきた。
この家のテーマは「非日常を日常に」。屋上にはサウナと暖炉を設け、リビングには薪ストーブと80インチの特大スクリーン、キッチンは業務用コンロを備えた本格仕様。旅先やレストランで体験するような特別な気分を、毎日の暮らしのなかでも味わえるよう、細部にまでこだわり抜いた。
家を建てた当初は、友人を招く機会も多かったという篤さん。そんな暮らしも、息子・りきまるくんの誕生を機に少しずつ変わってきたという。「今は家族で過ごす時間が中心。まだ2歳なので、一緒の料理を食べるのは難しいけれど、食べることや家族の時間を楽しいと思ってもらえたら。いつかキッチンで一緒に料理ができる日が来たら、とても嬉しいですね」と篤さん。「息子はおしゃべりが大好きで、食卓はいつも賑やかで楽しい時間です」と妻・あゆみさんも笑顔で語った。
LIVING
クラシカルなアメリカンスタイルを追求した、
非日常を感じるリビング
アメリカのヴィンテージ雑貨やミッドセンチュリーの名作家具、薪ストーブなど、男のロマンを感じる、クラシカルなアメリカンスタイルのリビング。天井高は2.8m。一般的な住宅より30cmほど高く設計されており、ニューヨークの古い建物によく使われるシーリングパネルをエイジング塗装して仕上げた天井が、空間の非日常感をさらに際立てる。「ソファに寝転びながら、テレビで映画を観ることも。80インチの特大スクリーンと立体音響が、映画館のような臨場感をもたらしてくれます」(篤さん)
バイソンやシカの剥製が存在感を放つディスプレイスペース。壁に鉄の棒を固定し、棚板を差し込むことで棚受けをなくしたすっきりとしたディプレイ棚には、旅先で出会ったヴィンテージの雑貨たちが並ぶ。篤さんのお気に入りは棚の中央に並ぶネイティブ・アメリカンモチーフのドールたち。まっすぐ目を合わせないその表情には、相手への敬意や、遠い記憶を見ているような静けさが宿っている。
ローテーブルは、カリフォルニアのレッドウッドの切り株をスライスして仕立てたオリジナル。「唯一無二のデザインでとても気に入っています。ときどきオイルを塗ってメンテナンスしながら育てている、一生モノです」(篤さん)
椅子にもこだわりが光る。1950年代のチャンディガール都市計画の際にピエール・ジャンヌレがデザインし、今では世界のアートオークションにも出品されるヴィンテージチェア(左)や、イームズの名作「アームシェル」に〈PENDLETON〉の生地をあしらったコラボチェア(右)。薪ストーブは火のゆらめきが美しい、ヨーロッパ製のものをチョイス。「薪ストーブをつけるとかなり暖かくて、冬でも半袖で過ごせるほど」(篤さん)
今は車と動物が大ブームのりきまるくん。お気に入りの車のオモチャは、篤さんがニューヨークのオモチャ屋さんで買ってきたお土産。
絵本好きなりきまるくんの最近のイチオシは、『2・3・4さいの どうぶつずかん200』(ポプラ社)と、『はじめてずかん どうぶつな〜に?』(永岡書店)。「息子が理解できる簡単な文章で、動物の名前と特徴が載っている写真図鑑。写真を指差しながら、動物の名前をたくさん教えてくれます」(あゆみさん)
