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美容医療は「変わる」から「その人らしい魅力を守る」へ。日本美容外科学会が追求する“自然美”の最前線

美容医療は「変わる」から「その人らしい魅力を守る」へ。日本美容外科学会が追求する“自然美”の最前線

「顔を変える」ではなく「その人らしさを守る」医療へ

美容医療の市場は年々広がっています。一方、過剰な施術による不自然な変化や、SNS上で広がる画一的な美の基準に対して、私たち医療者も課題感を抱き始めています。

本来、美容医療の目的は、顔を別のものに変えることではありません。患者さん一人ひとりが持つ個性や魅力を生かしながら、より健康的で自然な状態へ導く――。こうした“原点”に立ち返る意義が、いま改めて見直されていると感じます。当然、自然な状態とは「何もしないこと」ではありません。一人ひとりが持つ魅力を生かしながら、必要なところにだけ手を入れる。そこには確かな診断と技術が欠かせません。

「原点は口唇裂の修正手術」形成外科を基盤に歩んだ中北先生の思い

私は北里大学医学部を卒業後、同大学病院形成外科へ入局しました。神奈川県立こども医療センターや横浜南共済病院で経験を積み、形成外科医として長年臨床と教育に携わってきました。2007年に自由が丘クリニックの院長に就任し、2017年からは総院長を務めています。また、2024年から医師向けの国際フォーラム(2026年より「JC RAI Forum」へ改称)を開き、美容医療・再生医療の知見を国内外で共有する場づくりにも取り組んでいます。

専門は、口唇裂の二次修正手術と鼻の美容形成手術、顔面骨格形成手術です。なかでも口唇裂の二次修正手術は、生まれつきの悩みを抱える患者さんが自分らしく生きるための医療であり、今回のテーマ「ナチュラルアピアランス」に通じる大切な経験だと考えています。

こうした考えの根底には、私自身が日々の診療で意識しているこだわりがあります。それは、患者さん一人ひとりに時間をかけて向き合うスタイルを貫くことです。患者さんの「なりたい姿」を追求し、妥協せず、細部までこだわり抜いた手術を丁寧に行うよう徹底しています。また、1件1件の手術に全力を注ぐため、件数は無理に詰め込み過ぎず、単に数をこなすような施術は行いません。今後も学術・教育の両面から美容医療業界の発展に貢献していきたいという思いで、今回の学術集会に臨みます。

配信元: Medical DOC

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