うつ病治療の「3割の壁」を打ち破る運動療法とは?元日本王者・医学博士の精神科医による講演会開催

うつ病治療の「3割の壁」を打ち破る運動療法とは?元日本王者・医学博士の精神科医による講演会開催

診療と柱となる「うつ病の運動療法」



鈴木先生の診療の柱となっているのが、うつ病に対する「運動療法」です。



薬物療法だけでは症状がよくならない約3分の1の患者に対し、既存アプローチの約1.5倍の有用性が示唆されている運動療法を行うことが重要であると鈴木先生。運動療法は再発率の低さでも知られているといいます。



自身がキックボクサーとして取り組んできた「運動」をうつ病の治療に「科学的」に取り入れることが役割だと考えた鈴木先生は、患者さんに必要で適切な薬を処方しつつ、信州大学発の「インターバル速歩」にも取り組んでもらっているのだそう。



インターバル速歩とは



徒歩のイメージ


「インターバル速歩」は、信州大学スポーツ医科学講座の能勢 博特任教授らが開発した、科学的根拠に基づく運動法。商標登録されており、講習を受けて専門の資格や許可がなければ指導できません。



やり方は、3分間の早歩きと3分間のゆっくり歩きを交互に繰り返すだけ。まとまった時間も場所も、着替えさえもいりません。通勤や買い物のついでに早歩きをするだけで実践できます。



ポイントは「ややきつい」と感じる速さで、その人にとっての限界の約70%、「息は弾むけれど会話はできる」程度が目安です。



とはいえ、無資格でおこなうインターバル速歩の指導では効果が出にくいばかりか、体に負担になる恐れもあるため、その科学的品質や実施体制が厳しく管理されているといいます。



配信元: イエモネ