脳トレ四択クイズ | Merkystyle
「豊臣兄弟!」小栗旬【インタビュー・前編】「破壊神であることを決めた信長にとって、秀吉(池松壮亮)は自分の判断や考えが狂わないための最後の光」

「豊臣兄弟!」小栗旬【インタビュー・前編】「破壊神であることを決めた信長にとって、秀吉(池松壮亮)は自分の判断や考えが狂わないための最後の光」

放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK総合ほか)に織田信長役で出演している小栗旬へのインタビュー。その模様を2週にわたって紹介する。

『豊臣兄弟!』とは

豊臣秀長(小一郎/仲野太賀)を主人公に、天下人となる兄・秀吉(池松壮亮)を補佐役として支えた弟の目線で戦国時代をダイナミックに描く大河。連続テレビ小説「おちょやん」(同局)や、「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」(以上、TBS)などのヒット作で知られる八津弘幸さんが脚本を担当する。7月5日に放送された第26回では日本史最大のミステリーと言われる「本能寺の変」が描かれ、信長が家臣の明智光秀(要潤)によって討ち取られた。

「兄を助ける小一郎の姿は、信長にとって傷をえぐられる瞬間」

――小一郎、秀吉と信長との関係についてお伺いします。仲野さん、池松さんだからこそふくらんだ部分など、お二人との関係をどう捉えていらっしゃいますか?

「基本的には演じているのが太賀君、池松君だからというのが、大きなベースにはなっていますね。彼らのとてもピュアで真っすぐな姿勢を現場で見せてもらえたからこそ、信長にとって秀吉は、なくてはならない存在になっていきました。自分に欠けている部分や、自分にはない感覚を強く持っているのが秀吉で、本来の想像を軽く超えてくる彼を見るたびに、『こいつは大事な駒として置いておかなければいけない』という思いが回を重ねるごとに増していったと思います。ただ、秀吉は本当にミスが多いし、信長の命令にも何度も背く(笑)。そこはよく許したなという感じですが、たとえば延暦寺の焼き討ちの時も『本来犠牲にならなくていい人間を殺せという命令には背くだろうな』と予見はしていたと思うんです。足利義昭(尾上右近)と自分との間で揺れている明智光秀(要潤)がどう動くか、忠誠心を見せてくれという時に秀吉がしゃしゃり出てくるので、立場上、簡単に許してしまうと他への示しがつかない。そういう部分で『許すに許せない』ということは何度か続いと思います」

――信長は彼らをどう見ていたのでしょうか?

「ドラマでは描かれていませんが、桶狭間の戦いの手前、彼が『うつけ』と呼ばれていた時代、信長は新しい世の中を作りたかったのだと僕は想像しています。経済的に豊かで貿易がなされていくような世の中をイメージしていたけれど、この時代の人たちには理解されなかった。同じビジョンを持てる人間があまりに少ないなかで、蹴散らすしかないと動いていったら、気づいた時には自分が『破壊神』になってしまっていた。そんな時、自分の横で『人々を喜ばせたい』『明るい未来を見たい』と言い続けている秀吉は、自分の判断や考えが狂わないための最後の指針、光のように見えていたんじゃないかと思って演じていました。一方、その横で知恵を絞って動いてくる小一郎は、最初は秀吉より確実に使える存在だと認識していたけれど、途中からはだんだん鬱陶しくなってくるんです(笑)。加えて、小一郎が兄を心配して助けようとする姿を見るのは、信長にとっては傷をえぐられることであり、自分が作れなかった『兄弟の絆』を突きつけられる瞬間だったのかなと思います」

――仲野さん、池松さんからインスパイアされた具体的な部分はありますか?

「『きっとこういうお芝居になるんじゃないかな』と予想していたことを軽く超えてくるので、引っ張ってもらった部分が本当に多いです。秀吉を演じているとき池松君は、ただ明るいだけじゃない怖さを感じるような狂気性があって、一緒に芝居をしていると突き刺さってくる部分があります。太賀君演じる小一郎と向き合っている時も、得体の知れない丸みや優しさを感じる瞬間があります。ここまでやってきたなかで、僕の中で『織田信長って本当に好きでいられる存在なのか?』と疑問に思う瞬間があるんですが、あの2人が間違いなく信長を愛しているという姿をずっと見せてくれるので、『君たちがずっと僕のことを愛してくれているなら、僕も愛されているつもりでいる』みたいなところはいっぱいあったと思います」

配信元: iza!

提供元

プロフィール画像

iza!

ネットで話題のネタや旬なニュースがサクッとわかるサイト 産経デジタル独自の原稿を掲載しながら、産経ニュース、サンスポ、zakzakなどさまざまな媒体のニュースを掲載。気になるニュースや話題がサクッとわかるサイトです。