重症筋無力症の寿命についてよくある質問
ここまで重症筋無力症の寿命を紹介しました。ここでは「重症筋無力症の寿命」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
重症筋無力症は治療中でも普通に生活できますか?
伊藤 規絵 医師
適切な治療と生活上の工夫によって、治療中でも多くの方が仕事や家事、趣味などを続けながらの生活ができます。症状には個人差があり、筋肉を酷使する活動では疲労により症状が出やすくなることがあります。そのため、こまめに休憩を取る、勤務時間や仕事内容を調整する、家事や育児を家族と分担するなど、無理をため込まない工夫が大切です。重症筋無力症で特に注意すべき症状を教えてください
伊藤 規絵 医師
特に注意すべきなのは、クリーゼ(急激な悪化)の前兆になりうる症状です。具体的には、息苦しい、深呼吸がしづらい、横になると呼吸がつらいなどの呼吸の異常、水や唾を飲み込みにくい、むせることが増えた、声がかすれる・鼻声になる、長く話せないなどの嚥下や発声の変化は、早急な受診が必要なサインです。
編集部まとめ

重症筋無力症は、現在では適切な治療と生活管理により、多くの方が平均寿命を全うできる病気になっています。治療の中断を避け、クリーゼ予防や感染対策、疲労・ストレスをためない生活、症状の変化を見逃さず早めの受診が、寿命への影響を少なく抑える鍵です。

