高血圧の人が気をつけたい飲み物・食べ物とは?
高血圧の食事では、「何を足すか」よりも「塩分・アルコール・体重増加につながる糖分をどう減らすか」が重要です。
高血圧の人が気をつけたい飲み物
高血圧の方は、アルコール飲料、糖分の多いジュース(清涼飲料)、エナジードリンク、カフェインを多く含む飲み物の飲み過ぎに注意しましょう。カフェインの影響には個人差がありますが、血圧測定前のカフェイン摂取は避けた方が正確に測定できます。日常的には水、無糖のお茶、無糖炭酸水などを中心にするとよいでしょう。野菜ジュースやトマトジュースを選ぶ場合は、必ず「食塩無添加」かどうかを確認してください。
高血圧の人が気をつけたい食べ物
最も注意したいのは食塩です。高血圧の改善・予防のため、食塩摂取量は1日6g未満にすることが推奨されています。ラーメンの汁、味噌汁、漬物、加工肉、干物、惣菜、外食は塩分が多くなりやすいため、食べる量や頻度を調整しましょう。また、梅干しは健康的なイメージがありますが、塩分が多いものもあります。梅酒と梅干しを一緒に楽しむ場合は、塩分の摂りすぎにならないよう注意が必要です。
お酒をやめると血圧は下がる?
普段から飲酒量が多い方であれば、お酒を減らす(節酒)、またはやめる(禁酒)ことによって、血圧が下がる可能性が十分にあります。国内外のガイドラインでも、血圧の予防や治療のために飲酒を減らすことが強く推奨されています。毎日飲んでいる方は、まず「休肝日を設けて飲酒日数を減らす」「1回の量を半分にする」など、実行しやすい方法から始めてみましょう。
「高血圧」で気をつけたい病気・疾患
ここではメディカルドック監修医が、「高血圧」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
高血圧症(本態性高血圧・二次性高血圧)
一般的に見られる高血圧(本態性高血圧)は、体質や生活習慣が原因です。一方で、腎臓の病気やホルモン異常、睡眠時無呼吸症候群などが原因で引き起こされる「二次性高血圧」もあります。若いうちに急に血圧が高くなった方や、薬が効きにくい方は注意が必要です。高血圧が重症化すると、脳や目(網膜)、腎臓の障害を起こすことがあります。頭痛、胸痛、息切れ、麻痺、意識障害、視力障害を伴う高血圧では救急受診が必要です。
動脈硬化
動脈硬化は、血管の壁が厚く硬くなり、血液の通り道が狭くなったり詰まりやすくなったりする状態です。加齢や喫煙、脂質異常症(コレステロール値などの異常)、糖尿病、そして高血圧などが危険因子とされています。動脈硬化が進むと、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などにつながります。胸痛、歩くと足が痛い、片側の手足が動かしにくいなどの症状がある場合は早めに受診しましょう。受診科は内科、循環器内科、脳神経内科などです。
心筋梗塞
心臓に血液を送る血管(冠動脈)が詰まり、心臓の筋肉に酸素が届かなくなる病気です。発症すると命に関わることもあるため、迅速な対応が必要です。「締めつけられるような激しい胸の痛み、冷や汗、吐き気、息苦しさ」がある場合は、一刻を争うためすぐに救急車を呼んでください。
脳卒中
脳卒中には、血管が詰まる「脳梗塞」、血管が破れる「脳出血」やくも膜下出血があります。高血圧は脳卒中の最も重要な危険因子のひとつです。「片側の顔や手足の麻痺」「ろれつが回らない」「言葉が出ない」「急に目が見えにくくなる」といった症状が出たら、すぐに救急車を呼びましょう。
慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病は、腎臓の働きが低下した状態が続く病気です。最終的に透析になる可能性があります。高血圧は腎臓の細い血管に負担をかけ、腎機能低下を進める原因になります。一方、腎機能が悪くなると血圧も上がりやすくなり、悪循環を起こします。尿検査で蛋白や血尿を指摘された方、むくみがある方は内科や腎臓内科で相談しましょう。

