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「梅酒」を飲み続けると”血圧”はどうなるかご存じですか?注意点も医師が解説!

「梅酒」を飲み続けると”血圧”はどうなるかご存じですか?注意点も医師が解説!

梅酒と合わせて実践したい!血圧を下げる生活習慣

梅酒だけで血圧を管理しようとするのではなく、効果が確立している生活習慣改善を組み合わせることが大切です。

梅酒以外で血圧を下げる食事法

まずは減塩です。高血圧の方では食塩1日6g未満を目標にしましょう。味噌汁は具だくさんにして汁を減らす、麺類の汁を残す、しょうゆは「かける」より「つける」、加工食品や外食の頻度を見直すなどが実践しやすい方法です。食事全体では、野菜、果物、魚、大豆製品などを取り入れましょう。ただし、腎臓病がある方はカリウム制限が必要な場合があるため、食事内容は主治医や栄養士に確認してください。

運動・禁煙など生活習慣の改善

ウォーキングやサイクリングなどの有酸素運動は、血圧管理に有効とされています。会話ができる程度の強度で、少し汗ばむくらいの運動を継続することが推奨されています。また、禁煙、適正体重の維持、十分な睡眠、ストレス管理も高血圧対策として重要です。これらの生活習慣改善を行っても血圧が十分に下がらない場合や、血圧が高い状態が続く場合には、医師の判断で降圧薬(ARB・ACE阻害薬・カルシウム拮抗薬・利尿薬など)による治療が行われます。血圧が気になる方は、早めに内科や循環器内科に相談しましょう。

「梅酒と血圧」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「梅酒と血圧」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

梅酒は1日に1杯で高血圧に効果がありますか?

藤井 弘敦(医師)

小規模研究では、梅酒100mL/日の継続飲用で拡張期血圧が有意に低下したという報告があります。しかし、対象者数が少なく、健康な成人を対象とした研究であり、高血圧治療として有効と証明されたわけではありません。1杯の梅酒を「降圧薬の代わり」と考えるのは避けましょう。

梅酒を飲むときに注意点はありますか?

藤井 弘敦(医師)

アルコール量と糖分の摂りすぎに注意してください。飲むときは水割りや無糖炭酸水割りで少量にし、塩辛いおつまみを避け、寝る直前の飲酒は控えましょう。降圧薬を内服中の方は、ふらつきにも注意が必要です。

ノンアルコールの梅酒風飲料にも血圧を下げる効果はあるのでしょうか?

藤井 弘敦(医師)

ノンアルコールであれば、アルコールによる血圧上昇リスクは避けやすくなります。ただし、糖分が多い商品では体重増加や血糖上昇につながる可能性があります。また、ノンアルコール梅酒風飲料で血圧を下げる効果が十分に証明されているわけではありません。

梅酒以外で高血圧に効果ある飲み物はありますか?

藤井 弘敦(医師)

特定の飲み物だけで高血圧を治すことはできません。普段の水分補給としては、水、無糖のお茶、無糖炭酸水などを基本にし、野菜ジュースなどを選ぶ場合は食塩無添加など成分表示を確認しましょう。大切なのは、減塩、体重管理、節酒、運動、禁煙、家庭血圧測定を組み合わせることです。

まとめ 梅酒と血圧は「適量を楽しむこと」が大切!!

梅酒には、血圧への良い影響を示した小規模な研究報告があります。しかし、梅酒はアルコール飲料でもあるため、飲み過ぎれば血圧上昇の原因になる可能性があります。血圧が気になる方は、梅酒の飲み方や量に注意しながら楽しむことが大切です。また、血圧管理の基本は減塩や適度な運動、体重管理などの生活習慣改善です。梅酒とうまく付き合いながら、日頃の健康管理にも取り組んでいきましょう。

「高血圧」で起こりやすい病気

「高血圧」から医師が考えられる病気は14個ほどあります。
各病気の詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

循環器系

本態性高血圧症

急性心不全虚血性心疾患大動脈解離

褐色細胞腫クリーゼ

悪性高血圧睡眠時無呼吸症候群

婦人科系の病気

婦人科系

妊娠高血圧症候群

脳神経系の病気

脳神経系

脳卒中

腎・泌尿器系の病気

腎・泌尿器系

慢性腎臓病

代謝内分泌系の病気

代謝内分泌系

原発性アルドステロン症

クッシング症候群バセドウ病褐色細胞腫

上記以外にもさまざまな病気が高血圧と関係しています。高血圧の背景には生活習慣だけでなく、重大な病気が隠れていることもあります。気になる症状がある方は、早めに内科や循環器内科を受診しましょう。

「高血圧」に関連する症状

「高血圧」に関連する症状は10個ほどあります。
各症状の詳細についてはリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

頭痛

めまい・ふらつき

動悸・息切れ

胸痛・胸部圧迫感

手足の麻痺

ろれつが回らない

意識障害

言葉が出にくい

視力低下

いびき・日中の強い眠気

高血圧は症状がないまま進行することも少なくありません。また、上記以外にもさまざまな症状がみられることもあります。気になる症状や健診で血圧の異常を指摘された場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

参考文献

日本高血圧学会編. 高血圧管理・治療ガイドライン2025.

Okuno K, et al. Infused juice concentrate of Japanese plum Prunus mume attenuates inflammatory vascular remodeling. Hypertens Res. 2023.

吉川賢太郎ら. 6カ月間の梅酒飲用による健康人の血中脂質と血圧に及ぼす効果の予備的研究. 栄養学雑誌. 2004;62(3):161-164.

Di Federico S, et al. Alcohol intake and blood pressure levels: a dose-response meta-analysis. Hypertension. 2023;80(10):1961-1969.

厚生労働省. 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン. 2024.

日本高血圧学会減塩・栄養委員会. 高血圧の予防のためにも食塩制限を. 2012(2020年6月修正).

配信元: Medical DOC

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