「寝ても疲れがとれない」「体が重だるい」「なんだか気分が晴れない」。そんな“なんとなくの不調”に心当たりはありませんか。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、その正体を体にたまった毒素(=アーマ、体内で消化しきれなかった未消化物)と考えます。
今回ご紹介するのは、SNSで絶大な人気を誇るアーユルヴェーダ実践家・MOTOKOさんと、薬膳スパイス料理家・原田真理さんによる、約50種ものスープや副菜のレシピが詰まった一冊です。
「1/3」のバランス
アーユルヴェーダには体質別、季節ごと、症状に合わせた食事法など5,000年以上もの長い間受け継がれてきた食事法の知恵がたくさんあります。そのためむずかしく捉える方もいるかもしれませんが、本来の健康法は意外とシンプル。
特に本書のなかでは、著者のMOTOKOさんが実体験によって「液体をきちんと摂ること」の重要性を感じ、胃の中を「固形物:1/3」「液体:1/3」「余白:1/3」のバランスで保つことを理想とする考えのもと、毎日のコンディションごとに選べる簡単なスープを多数紹介されています。
なぜ液体が大事なのかアーユルヴェーダにおいては、軽やかな体を手に入れるためには「アグニ」と呼ばれる消化の火を燃やすことが大切だと考えられています。
このアグニを正常に燃やすためには、食べたものを胃の中でしっかりシェイクしなければならず、このとき「水分」と「混ざるためのスペース(空間)」が必要となるため、スープにフォーカスをあてているのです。
“なんとなく不調”を改善するには
アーユルヴェーダでは、消化しきれずに体内に残ったものを毒素(アーマ)と呼び、これが疲れやだるさ、気分の落ち込みの原因になると考えます。本書が提案するのは、固形物に偏りがちな食事に“スープという液体”を1杯足すこと。
「1日1杯」「お腹がすいてから」「腹6〜7分目」という、続けやすい“ゆるルール”で無理なく始められるのが特長です。
本書に掲載されている以下のチェック表に沿い、心と体の状態に合わせてスープを選べる構成で、デトックス・うるおい・ぐっすり・パワー・ごきげんといったテーマ別に、約50種のスープや副菜、ドリンクが紹介されています。

