お弁当の食中毒のリスクについて
気温や湿度が上がるにつれて、気をつけたいのが食中毒です。特に、手作りのお弁当は気をつけていたつもりでも、ちょっとしたことで食材が傷みやすくなります。愛情を込めて作ったお弁当を安心して食べてもらうためのポイントを栄養士視点で解説していきます。
お弁当は、作ってすぐに食べるものではないため、食べるまでの時間が長くなると菌が増え、食中毒を引き起こすことがあります。
実は、人の手指や食材にはさまざまな菌がついています。必ずしも有害なものばかりではありませんが、体内に入ると腹痛や嘔吐(おうと)を引き起こす細菌やウイルスが混在していることもあります。そのため、「お弁当に詰めるごはんやおかずに、できるだけ菌をつけない」「菌を増やさない」ことが大切です。以下の食中毒対策を心がけてみてください。

中毒対策《1》食手指の菌を食品につけない
・調理前に、よく手を洗う(アルコール消毒も行うとベスト)
・おにぎりは、手指の菌が付かないようラップで包むようにして握る(またはビニール手袋を使って握る)
・お弁当箱に食材を詰める際は、清潔な箸を使う(手で触らない)
筆者が手指の菌に関する実験に参加した際の結果は、一目瞭然。
洗浄も消毒もしない場合は無数の菌が検出され、洗浄した場合は半減し、洗浄と消毒の両方を行うと95%以上の減菌ができました。調理前の手洗いと消毒が、いかに大切かよく分かりますね。

