食中毒対策《2》菌を増やさない・やっつける
・野菜は流水でよく洗う
・肉や魚は中心までしっかり火を通す
・加熱調理後に冷ましてからお弁当箱に詰める
食材に付着する菌を調べた実験も行いました。もやし、かいわれ大根、ミニトマト、鶏卵(殻ごと)、鶏肉(生)、イカ(生)を培地にスタンプのように付け、夏の常温に近い37℃で24時間培養したところ、もやし、かいわれ大根、鶏肉(生)から大腸菌群が検出されました(別日に同じ実験をしたところ、ミニトマトからも検出されました)。大腸菌群は人や家畜の腸管内に常在する菌で無害なものが多いのですが、O157など病原性が高い大腸菌もいます。
肉や魚介に潜むほとんどの菌は食品の中心温度75℃・1分以上の加熱で死滅させることができます。肉や魚のおかずは、中心まで火を通すようにしましょう。また、食中毒菌は特に20~50℃の環境下で活発に増殖します。ごはんやおかずを温かいまま盛り付けずに、常温まで冷ましてお弁当箱に詰めることも大切です。また、水分が多いと菌が増えやすいため、おかずの汁気はよく切って盛り付けましょう。水分の多い野菜や果物は別の容器に入れると、より安全です。
お弁当を詰める際は、おかずの汁気がほかの食材に移らないようにしましょう。梅干しのクエン酸に防腐作用があると言われていますが、過信はしすぎないように!

食中毒対策《3》お弁当を涼しい場所で保管し、お弁当箱は清潔に保つ
・お弁当を食べるまで、できるだけ涼しさをキープできる保管をする
・お弁当箱はフタのパッキンも外して隅々まで洗い、よく乾かしてから使う
・盛り付け用のシリコンカップは十分に洗って乾かしてから使う
原因菌は10℃以下では増殖が鈍ると言われています。冷気は上から下へ流れやすいので、保冷剤はお弁当の上に置くのがおすすめ
です。また、お弁当は食べる直前まで保冷剤入りの保冷バッグや冷蔵庫で保管しましょう。
お弁当を食べる前には手洗いを忘れないようにしてくださいね(あるいは消毒用おしぼりで、しっかり拭くようにしましょう)。もしも、お弁当の味や匂いがおかしい場合は、食べるのをやめましょう。

