大阪らしさに思わず笑みがこぼれる、遊び心いっぱいの空間

グラングリーン大阪を歩き、ホテルへ足を踏み入れた瞬間から「なんだか楽しい」という気分に。
エントランスでは、たこ焼き器を思わせる照明や串カツをイメージしたデザインが迎えてくれて、店内へ進むと豚まんのライトやミックスジュースを表現した床模様まで。大阪らしさがあちこちに散りばめられています。
なかでも印象に残ったのは、入口にある大きなシーソー。かつてこの場所にあった梅田貨物駅の枕木をモチーフにしたデザインで、シーソーは一人だけでは成立しない遊具だからこそ、「人と人が出会い、混ざり合いながら一緒に楽しんでほしい」というホテルの想いが込められているそうです。遊び心だけでは終わらないストーリーに触れられるのも、このホテルならではの魅力です。
季節を切り取ったような一皿一皿に心がはずむ。八寸のように楽しめる、小皿前菜からスタート

コースは石窯で焼き上げたホテルメイドのパンから。
外は香ばしく、中はもっちり。噛むほどに小麦の甘みが広がり、そのままでも十分おいしいのに、セミドライトマトを練り込んだバターを合わせると一気に味わいが変わります。コクのあるバターにトマトの酸味が重なり、思わずもうひと口と手が伸びてしまいます。
続く前菜は、まるで懐石料理の八寸のような3種の小皿。
ぷりっとしたタコに甘いフルーツトマトを合わせたマリネは、夏らしい軽やかさが心地いい一品。真鯛のクルードは、パッションフルーツの爽やかな甘酸っぱさにチリオイルの刺激が重なり、カルパッチョのイメージをいい意味で裏切ってくれます。揚げたキヌアのカリッとした食感もアクセントになっていました。
枝豆のフムスはやさしい甘みにスモークパプリカの香りが重なり、ガーリックトーストと合わせることでまた違った味わいに。ひと皿ごとに小さな発見があり、次を食べるのが楽しみになっていきます。

