DAZNへの不信感を煽る「ダークパターン騒動」の影
また、DAZNは今大会前に設けたサッカープランをめぐる「ダークパターン騒動」を起こしており、それを嫌って契約していないファンも一定数いる。
DAZNがワールドカップ全試合視聴向けに展開した「DAZN Soccer」において、月額980円と見せかけて実は年間契約(総額約2万6000円〜)へ誘導するようなサービス表示が「ダークパターン」だとして大炎上した騒動である。批判を受け、同社は6月18日に新規契約の停止を発表した。
この騒動の主なポイントは以下の通りだ。
料金表示の罠:画面に「月額980円」と大きく表示されていたものの、実際には途中解約不可の年間契約であり、総額では2万6340円以上を支払う仕組みになっていた。
ダークパターンへの指摘:消費者に誤認を招き、不利な条件の契約を巧妙に結ばせるウェブデザインの手法(ダークパターン)であるとして、メディアや有識者から強い批判が殺到した。
DAZNは6月18日に「DAZN Soccer」プランの新規受付を停止し、希望者には月額プランのDAZNスタンダードへの切り替えを受け付ける措置を取ったものの、一度失われたユーザーからの信頼を容易に取り戻すことはできていない。SNSなどでは「不誠実な企業にはお金を払いたくない」「一度こういうことをしたサービスは信用できない」といった声がいまだに根強く残っており、今回のアルゼンチン戦およびフランス戦の独占配信が、図らずもファンの不満を再燃させる格好となっている。

