――今期の目標数値と方向性について
金額ベースで前期比5%増を目標に掲げる。今期に入ってからは、4月は絶好調となったが、5月は厳しかった。その理由としては、人手不足が深刻化する中、以前実施していた翌日配送を終了したためだ。ゴールデンウィーク分の注文が入った4月に売り上げの山場ができ、5月に反動減があり、2カ月間トータルでは2%弱増となった。
今春の新商品では、水産のつまみ2品「小いわしの竜田揚げ」「小いわしの天ぷら」が好調に推移している。小ぶりサイズのカタクチイワシを使用し、手作業で内臓を取り除いた骨まで食べやすく仕上げた商品で、外食店などで人気だ。また同じく魚価高騰が続く中、「ひとくち白身天ぷら」が堅調に推移。加えて、メディカル給食では鶏肉以外の要望が多いことから投入した「菜 便利なごぼうと牛肉の甘辛煮」も順調。麺類では、今春リニューアルした「直火炒めお好みソース焼そば」が伸長傾向で推移。新商品として「直火炒め旨塩焼そば(藻塩使用)」も投入し、夏場の行楽需要などに向け拡販につなげる。
菜 便利なごぼうと牛肉の甘辛煮
今期は、麺類やマグロ加工品、鶏肉加工食品などのカテゴリーを重点商品に位置付け、販促を強化していく。このうち、焼そばやちゃんぽん、ナポリタンなどの麺類とマグロ加工品は自社で製造しており、工場の稼働率向上に向け拡販を図る。また、引き続き伸長傾向にあるカットチキンなどの鶏肉加工品は、前期以上の数値に伸ばしたい。
課題はナフサ問題で、包材だけでなく、ガスなどの価格も高騰しており、今後も注視していきたい。
――セントラルキッチン(CK)向けの開発は
人手不足やコスト上昇を背景に、デリカ市場などでは、CKを導入する動きが高まっている。しかしながら各社によって、求められる保存性や加熱の仕方、モノを運ぶリードタイム、工場の製造ラインなど各々で異なる。よって、ユーザーそれぞれのニーズを詳細に確認することが必要と感じている。また、冷凍野菜などの例では、品質管理を徹底して製造している点など当社の優位性を訴求しており、拡販につなげていく。

