●「睡眠薬」を管理していた妻
被告人は医師から睡眠薬を処方されていた。
薬は妻が管理していたが、事件当日は午前0時ごろに服用したものの眠れず、事件直前の午前3時ごろにも、処方量を超えて服用したという。
追加で服用した理由について妻は、寝ぼけて自分が渡したのか、被告人が隠し場所を見つけたのかわからないと証言した。
再犯防止策については「とにかく処方以上に渡さない」と述べたものの、それ以上の具体的な対策は示されなかった。
●「睡眠薬を飲んで車に乗っていいんですか」
被告人質問でも、被告人は事件当時の記憶はおぼろげと繰り返した。
被害者への謝罪の言葉を述べる一方、「今後は睡眠薬を飲まない」と話した。
車の損害については示談が成立しているが、傷害については示談には至っていない。ただ、弁償金は支払っているという。
検察官は、“そもそもの疑問”を口にした。
検察官:睡眠薬を飲んで車って乗っていいんですか。
被告人:ダメです。
検察官:じゃあ、なんで外に行ったんですか。
被告人:その考えもおぼつかず、車検に間に合わせなきゃと。
事件は午前4時の出来事だ。被告人は「車検に間に合わせなければと思った」と述べたものの、それ以上の経緯については明確に語らなかった。

