前立腺がん検査の費用はいくら?メディカルドック監修医が、PSA検査・腫瘍マーカーの費用目安と保険適用になるケースや補助を詳しく解説します。

監修医師:
石川 智啓(医師)
2013年名古屋大学医学部卒。初期研修修了後、JCHO中京病院泌尿器科、小牧市民病院泌尿器科、名古屋大学医学部附属病院泌尿器科を経て、現在水野内科クリニックで勤務。日本泌尿器科学会専門医、da Vinci Surgical System コンソールサージャン・サーティフィケートの資格を有する。
前立腺がんとは?
前立腺がんは男性特有の臓器である前立腺から生じる悪性腫瘍(がん)のことです。日本人男性のがんの中では最多である一方で、早期の段階で発見できれば長期間の生存が見込めます。
前立腺がんの初期症状
前立腺がんになってもほとんど症状がないケースもあります。なかには頻尿や排尿困難感、排尿時の痛み、血尿などが現れる方もいます。
前立腺がんの早期発見の重要性
前立腺がんは日本人男性ではもっとも罹患する頻度が高いがんの一つです。一方で、前立腺以外へのがんのひろがりがみられない(限局期)の場合は、5年相対生存率は100%とされています。そのため、早期の段階で発見することは重要だといえるでしょう。
自覚症状が出にくい前立腺がんは検査・検診で早期発見
前立腺がんは多くの場合、早期の段階では自覚症状が出ません。がん検診で早期発見の段階で発見する効果も期待できますが、過剰な診断や治療につながりかねないことも理解しておくことが大切です。
前立腺がん検査とは?健康診断や人間ドックで受けられる?
前立腺がんかどうかを調べる検査としては、血液中のPSA(前立腺特異抗原)を調べるものがあります。この検査は健康診断には一般的には含まれませんが、がん検診として追加することもできるケースがあります。また、人間ドックのオプションで、腫瘍マーカー測定などがん検診の一つとして受けることも可能です。
男性が前立腺がん検査を受ける推奨頻度は何歳からどのくらい?
厚生労働省から推奨されている前立腺がん検診は現時点ではありません。海外の研究などのデータを鑑みると、PSA測定を主とする前立腺がん検診の推奨年齢は、住民検診の場合には50歳以上が妥当ではと考えられています。一方、任意で受ける人間ドックなどの検診のケースは40歳代からPSAの基礎値を測っておくことが勧められています。がん検診を受けることで、受診者さんに過剰診断や過剰治療などの不利益が生じるリスクもあります。こうした事項を理解したうえで、住民検診の場合、50歳以上の方が年に1回がん検診を受けることがよいのではとされています。

