前立腺がん検査の費用はいくら?
前立腺がんの検査としては、血液のなかにPSA(前立腺特異抗原)がどれくらいあるかを調べる検査が一般的です。ここでは、PSA検査の費用の目安について解説します。
保険診療の泌尿器科で前立腺がん検査を受ける場合の費用
PSA検査の保険点数は121点で、3割負担の場合は約400円となります。初診料や採血料などが加わり、1,000〜2,000円前後となると考えられます。最近では、PSAが基準値よりやや高い(4〜10 ng/mL)場合に、前立腺がんの可能性をより高い精度で評価し、負担の大きい前立腺生検(組織検査)が本当に必要かを判断するための新しい血液検査としてプロステートヘルスインデックス(phi)というものがあります。この場合は、保険点数281点で、もう少し費用は高くなります。
健康診断・人間ドックで前立腺がん検査を受ける場合の費用
人間ドックでPSA検査をオプションでつける際には、約2,000〜3,000円を目安にしておくとよいでしょう。会社などで働く方の場合は、検査費用の補助があるケースもあるので確認しておきましょう。
自治体の前立腺がん検診補助で無料・費用が安くなるケースとは?
自治体によっては50歳以上の男性の方に対して、自己負担額500〜1,000円ほどで年に1回PSA検査を受けられることもあります。また、5歳ごとの節目には無料になる自治体もあります。自治体の広報やホームページなどの情報を確認しておきましょう。
前立腺がん検査で指摘を受けた場合は?
がん検診などのPSA検査で異常を指摘されたケースはどのようなものか、そのあとの流れなどについて解説します。
前立腺がん検査が引っかかる・精密検査が必要になるケースとは?
PSA検査でカットオフ値を超えた場合は、前立腺がんの可能性を考え精密検査が必要となります。なお、カットオフ値とは検査で陽性か陰性かを分ける値のことです。4.0ng/mLが用いられることが多いです。精密検査では、医師による診察や直腸診で前立腺がんが疑わしいかどうかを調べます。そのうえ、MRI検査などの画像検査を行います。確定診断のためには、直腸から超音波を使って前立腺を調べる経直腸エコーを用い、肛門の近くの皮膚から針を刺して前立腺の組織を採取する生検が必要です。
前立腺がんのMRI検査の費用目安
保険診療の場合、MRI検査の診療報酬点数は900〜1,620点となっています。これに画像診断料、初診料などが加わるため、3割負担の場合は約6,000円前後が目安となるでしょう。一方、人間ドックなどで前立腺などを含むMRI検査を受ける場合には原則自己負担となるため、費用はより高額になります。
前立腺生検(日帰り・入院)の費用目安
入院の場合、自己負担3割の場合3〜5万円ほどで、別途食事代や差額ベッド代などが加わります。1泊2日〜2泊3日などの短期間入院で済むことも多く、生検後に排尿の問題などがなければ退院可能です。日帰りの場合はベッド代や食事代の分費用は安く抑えられますが、特に検査後の安静が必要であり対応できる医療機関は限られています。

