
ある日、スポーツクラブの不手際が原因で身に覚えのない催促状が(画像はイメージ)
【画像】クレカの信用情報に傷…これがスポーツクラブが犯した“致命的なミス”です!
私は『【実話】ジム担当者のミスで「未入金」扱い→信用情報に傷 落ち度なきコラムニストが負った理不尽な自衛策』と題した記事を執筆し、オトナンサーで7月4日に配信しました。
この記事では、私がスポーツクラブTに入会した際、担当者が氏名のカナを一字打ち間違えたことがきっかけで会費が引き落とされず、その結果、信販会社O社から赤い封筒の督促状が届いたという経験を紹介し、多くの反響が寄せられました。「自分も同じ目に遭った」という声、そして「私なら面倒くさくて泣き寝入りする」という声です。
後者こそ、企業の事務ミスがうやむやにされる最大の理由でしょう。落ち度のない消費者が面倒くささに負けて諦めるという、その積み重ねが、いい加減な処理を許してしまうと考えます。
企業側と交渉する過程でAIを活用
私は、感情的にならず、事実だけを積み上げることにしました。結論から言えば、関係する企業2社は、いずれも書面で事実関係を認めました。スポーツクラブは担当者の入力ミスが原因だったことを、信販会社は通知の不備と、そもそも延滞の事実がなかったことを、それぞれ正式に認めたのです。
傷つけられた信用情報も訂正されました。慰謝料は求めませんでしたが、当方が求めた事実確認と説明は、ほぼ余さず得られました。
その過程で、私には強力な「相棒」がいました。生成AIの「Claude(クロード)」です。私はAIの実用書を書く立場ですが、きれいごとではなく、窮地で実際にどう使ったかを正直に書いておきます。
最初にやるべきは「怒りを切り離す」こと
督促状が届いた直後、私の頭にあったのは怒りだけでした。「捏造(ねつぞう)だ」「悪質だ」。もしあのまま感情的に電話で罵倒していたら、事態は好転しなかったでしょう。
私はまず、起きたことをAIに時系列で説明しました。すると返ってきたのは、冷静な整理です。「『捏造』と決めつけるのは立証できない断定であり、避けたほうがいい」「事実と、自分の評価とを分けて考えるべき」だと諭されました。
これは効きました。怒りに任せた言葉は、相手に反論の口実を与えます。事実だけを淡々と並べれば、相手は逃げられません。AIは、私の感情を、戦える「事実」へと翻訳してくれたのです。
