牡蠣の食あたりはいつ頃症状が出るのでしょうか。メディカルドック監修医が牡蠣の食あたりの発症時間・潜伏期間・感染リスクとすぐに病院へ行くべき症状について解説します。
※この記事はメディカルドックにて『「牡蠣」にあたったらまず何をすれば良い?医師が”食あたり・食中毒の対処法”を解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
齋藤 雄佑(医師)
日本外科学会外科専門医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。
牡蠣を食べるとあたることがあるのはなぜ?
牡蠣にあたるという状態は、主に牡蠣に含まれるウイルスや細菌によって引き起こされる感染性胃腸炎のことを指し、激しい吐き気や嘔吐、下痢、発熱といった症状が現れます。牡蠣などの二枚貝は、海中のプランクトンを餌として取り込む際に、海水中に漂うノロウイルスなどのウイルスや細菌も一緒に内臓へ濃縮して蓄積する性質を持っています。そのため、ウイルスを保有している牡蠣を生や加熱不十分な状態で食べることで、人間の体内でウイルスが増殖し、食あたりや食中毒を引き起こすのです。ただし、牡蠣を食べたからといって必ずしも全員があたるわけではありません。摂取したウイルスの量や、食べた人のその時の体調、免疫力によって発症するかどうかが左右されます。
牡蠣の食あたりは早くて食後何時間に症状が出る?
牡蠣による食あたりの発症時間は原因物質によって異なりますが、アレルギーの場合は食後1時間から2時間以内といった極めて短い時間で症状が現れることがあります。一方、ノロウイルスや腸炎ビブリオなどの感染症の場合は、食べてすぐに症状が出ることは少なく、最低でも4時間程度の潜伏期間を経てから発症するのが一般的です。

