すぐに病院へ行くべき「牡蠣の食あたり」に関する症状
ここまでは症状が起きたときの原因と対処法を紹介しました。応急処置をして症状が落ち着いても放置してはいけない症状がいくつかあります。以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
牡蠣の食あたりで脱水や血便などの症状の場合は、消化器内科へ
水分を全く受け付けず尿が出ないような重度の脱水症状や、便に血が混じる血便、呼吸が苦しいといった症状が見られる場合は、重症化している可能性があります。これらは点滴治療や専門的な処置が必要なサインですので、夜間であっても救急外来や消化器内科を受診してください。特に高齢者や乳幼児は急激に状態が悪化しやすいため、早めの受診が肝心です。
病院受診の目安となる「牡蠣の食あたり」のセルフチェック法
・半日以上水分が摂取できず尿が出ていない状態
・嘔吐物や便に血が混じっている場合
・腹痛が激しく歩くのも辛い場合
・意識がぼんやりしている場合
「牡蠣の食あたり」症状についてよくある質問
ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「牡蠣の食あたり」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
生牡蠣の食あたりの症状はどのようなものがありますか?
齋藤 雄佑(医師)
主な症状は、突然襲ってくる吐き気や嘔吐、水のような下痢、場合により発熱です。これらに加えて、腹痛や悪寒、倦怠感を伴うことも多くあります。
牡蠣の食あたりは何日後に発症しますか
齋藤 雄佑(医師)
牡蠣の食あたりは原因により何日後に発症するかが異なります。原因がノロウイルスの場合は、食べてから24時間から48時間後、腸炎ビブリオについては4〜48時間後に発症することが一般的です。食べた直後よりも、1日か2日経ってから症状が出ることが多いことを覚えておきましょう。
牡蠣にあたりやすい人や食べ方などに特徴はありますか?
齋藤 雄佑(医師)
胃酸の分泌が少ない人や、寝不足やストレス、疲労などで免疫力が低下している人はあたりやすい傾向にあります。
岩牡蠣は真牡蠣の生食と比べてあたりにくいのでしょうか?
齋藤 雄佑(医師)
岩牡蠣は夏が旬で、真牡蠣は冬が旬ですが、どちらもあたるリスクはあります。冬の真牡蠣はノロウイルス、夏の岩牡蠣は腸炎ビブリオのリスクがあるため、どちらか一方があたる確率が低いとは言い切れません。
牡蠣にあたって嘔吐や下痢が起きた場合、何日頃で回復しますか?
齋藤 雄佑(医師)
何日で治るかは個人差はありますが、適切な水分補給と安静を保てば、通常は発症から1日から3日程度で症状のピークを越え、徐々に回復に向かいます。

