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「豊臣兄弟!」“信長”小栗旬【インタビュー・後編】本能寺での「お前じゃない」の真意は「秀吉(池松壮亮)が殺しに来てくれたら、喜んで死んだのに」

「豊臣兄弟!」“信長”小栗旬【インタビュー・後編】本能寺での「お前じゃない」の真意は「秀吉(池松壮亮)が殺しに来てくれたら、喜んで死んだのに」

SNSの反響に左右され「傾くのが期待されているなら…」

――家臣団とのお芝居で印象に残っているシーンは?

「第25回で、信長が家臣たちに相撲を取らせて1人1人追放していくシーンですね。柴田勝家(山口馬木也)や、林秀貞(諏訪太朗)、佐久間信盛(菅原大吉)など、織田家臣団が集まってそれぞれの心情がしっかり描かれる画になっています。彼らの去り際がものすごく美しくてかっこいいし、信長が死んだ後に家臣たちが戦わなければいけなくなっていく関係性が見えるすばらしい場面になったと思います」

――以前「鎌倉殿の13人」で大河ドラマの主演を務めた経験は、今回役立ちましたか?

「役立ったというより、大河ドラマの面白いところはなじみのスタッフさんが増えて『お帰り』と受け入れてくれるすてきな場所だなということです。ただ、4年前に『めちゃくちゃしんどかったな』と思ったことをすっかり忘れていて、今回また10カ月くらい参加して、改めて『やっぱり大河って大変なんだ!』と痛感しました(笑)。でも(『信長協奏曲』のときのようなフェイクではない)ちゃんとした織田信長を一度演じてみたかったので、関われてよかったです」

――SNSで信長の「首が傾いている」と話題になっていましたが、認識されていましたか?(笑)

「認識はしております(笑)。自分としては意識していたつもりはないんですが、位が高くなるにつれて武将が背筋を伸ばしてズバッと姿勢よく座るようになるのをずっと見てきたので、『誰も文句を言う人がいないならどんな姿勢でもいいじゃないか』と思ったのが始まりです。『鎌倉殿の13人』でもやっていたから『小栗が傾くとやばい』みたいに言われていて(笑)。後半は『傾くのを期待されているのなら、期待されていないほうで行こう』と思って、まっすぐ座っているシーンが増えたと思います」

――今回の役を通して、ご自身の演技の引き出しや再発見したことはありましたか?

「やはり共演者に引き出してもらっているものが大きいです。僕らの仕事はコミュニケーションの上に成り立っていて、目の前にいる俳優さんからもらうものを、僕らは『ギフト』と呼んだりするのですが、太賀君や池松君とお芝居をしていると心が震える瞬間が非常に多くて。もし今回の信長が魅力的に映っているとしたら、そうしたギフトをくれる俳優さんが多いことが理由だと思います。心震えた時に、本当ならそれに反応して震えながらやれたら気持ちいいだろうなと思うんですが、信長の場合は『琴線に触れても見せない』ようにしなければいけないのが少しつらかったですね。自分自身の再発見で言うと、やはり1年半大河ドラマの主演をやらせてもらったという経験値が血肉となって、改めて時代劇に参加する時に出せているんじゃないかなと思います。その経験値がまた自分を俳優としてたくましくしてくれると思っています」

(おわり)

配信元: iza!

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