丁寧な診療でも「時間はさほど増えない」
質疑応答では、丁寧な診療を重ねると診察時間が延び、現場が回らなくなるのではないかとの質問がありました。
加藤先生は、時間はさほど増えないと答えました。症状評価は待合室で記入してもらうため、医師は診察前に状態を把握でき、むしろ効率的になるといいます。方針を一緒に決める場面でも、患者さんが自宅で読んで書き込める補助資料(デシジョンエイド)を使えば、負担は大きくならないと説明しました。加藤先生は、患者さんが良くなることが最も大切であり、それが社会全体の元気にもつながると述べています。
新ガイドラインが目指すのは、「医師に任せる治療」から「自分の希望を伝えながら一緒に決める治療」への転換です。加藤先生は、薬が合わない場合でも次の選択肢を一緒に決めて進めればよく、焦る必要はないと語り、講演を締めくくりました。
*本稿には特定の治療法や薬剤についての記述がありますが、情報提供のみを目的としたものであり、医療上の助言や受療促進などを目的とするものではありません。
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