「歯周病」がなぜ”動脈硬化を引き起こす”のかご存じですか?歯科医師が改善法も解説!

「歯周病」がなぜ”動脈硬化を引き起こす”のかご存じですか?歯科医師が改善法も解説!

「動脈硬化」で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「動脈硬化」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

動脈硬化

動脈硬化とは、血管が硬くなったり、血管の内側にコレステロールなどが蓄積して狭くなったりする状態です。加齢に加え、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、肥満、運動不足などが主な原因です。初期にはほとんど症状がありませんが、進行すると脳梗塞や心筋梗塞など重大な病気につながります。対処法や治療法には、食生活の改善、適度な運動、禁煙、十分な睡眠、高血圧や糖尿病などの治療があり、必要に応じて血圧やコレステロールを下げる薬が使用されます。健康診断で高血圧や脂質異常を指摘された場合や、家族に心筋梗塞や脳梗塞の既往がある場合、糖尿病がある場合、喫煙歴が長い場合には、症状がなくても定期的な検査をおすすめします。内科や循環器内科へ受診するようにしてください。

歯周病

歯周病は歯ぐきや歯を支える骨に炎症が起こる病気です。歯垢(プラーク)に含まれる細菌が原因で、歯磨き不足や喫煙、糖尿病などによって進行しやすくなります。重症化すると歯を失うだけでなく、動脈硬化や糖尿病など全身の病気とも関係します。対処法や治療法は、正しい歯磨き、歯間ブラシやフロスの使用、歯石除去、歯周病治療です。進行例では歯周外科治療が必要になることもあります。歯ぐきから出血する場合や、歯ぐきが腫れる場合、口臭が気になる場合、歯がぐらつく場合は歯科を受診しましょう。症状がなくても半年に一度の定期検診が理想です。

狭心症

狭心症は心臓へ血液を送る冠動脈が狭くなり、一時的に心臓の筋肉が酸素不足になる病気です。主な原因は動脈硬化です。症状としては、運動時や階段を上った時などに胸の圧迫感や締め付け感が現れます。対処法や治療法には、生活習慣改善、薬物治療、カテーテル治療(ステント治療)、冠動脈バイパス手術が挙げられ、症状や重症度に応じて治療を行います。歩行時や運動時に胸が苦しくなる場合や、胸の圧迫感が繰り返し起こる場合、数分で改善する胸痛がある場合には、循環器内科への早めの受診が重要です。

心房細動

心房細動は心臓の上部にある心房が不規則に震え、脈が乱れる不整脈です。加齢、高血圧、心臓病、肥満、睡眠時無呼吸症候群などが関係します。脈の乱れだけでなく、心房内に血栓ができやすくなり、脳梗塞の原因となることがあります。そのため、脈拍を整える薬、血液をサラサラにする薬、カテーテルアブレーションを行うことで、脳梗塞予防を行う治療が非常に重要です。脈が飛ぶ感じがする場合、動悸が続く場合、息切れしやすい場合、スマートウォッチなどで不整脈を指摘された場合には、放置せずに循環器内科を受診しましょう。

心筋梗塞

心筋梗塞は冠動脈が完全に詰まり、心臓の筋肉が壊死してしまう病気です。動脈硬化によってできたプラークが破れ、血栓ができることが主な原因です。命に関わる緊急疾患です。治療法には、緊急カテーテル治療、薬物治療、集中治療管理が挙げられ、発症後は一刻も早い治療が必要です。次の症状があれば救急要請を検討してください。

突然の激しい胸痛

胸を締め付けられるような痛み

冷や汗・吐き気

呼吸困難

痛みが15分以上続く

「様子を見る」は危険です。専門診療科は循環器内科です。

歯周病と動脈硬化を同時に改善するための生活習慣

動脈硬化を予防する食事法

動脈硬化予防の基本は、「野菜を増やす」「魚を食べる」「塩分や糖分を控える」「食べ過ぎない」の4つです。特別な健康食品に頼るよりも、毎日の食事を少しずつ改善することが、将来の心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。健康な血管を維持するために、今日の食事から見直してみましょう。

禁煙・運動など生活習慣の改善

動脈硬化予防の基本として、禁煙する、適度な運動を続ける、適正体重を維持する、十分な睡眠をとる、ストレスを管理する、定期的に健康診断を受けることが重要です。毎日の小さな積み重ねが、将来の心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。健康な血管を守るために、できることから生活習慣の改善を始めましょう。動脈硬化の診断や治療には内科・循環器内科を受診してください。高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病が疑われる場合も内科での管理が重要です。

定期的な歯科検診の重要性

「歯が痛くなったら歯医者へ行く」と考えている方は少なくありません。しかし、歯科医院は痛みが出てから治療する場所ではなく、お口の健康を維持するために定期的に通う場所でもあります。むし歯や歯周病は初期段階ではほとんど自覚症状がありません。定期的な歯科検診では、むし歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。また、普段の歯磨きでは取り除けない歯石やバイオフィルムを専門的に除去することで、お口の中を清潔に保つことができます。歯周病菌や炎症物質が血液中に入り込むことで、動脈硬化の進行や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病の悪化などに関与する可能性が指摘されています。検診の頻度はお口の状態によって異なりますが、一般的には3〜6か月に1回程度が目安です。お口の健康を守ることは、食事や会話を楽しむためだけでなく、全身の健康や生活の質にも大きく関わっています。

配信元: Medical DOC

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