週刊少年ジャンプ「ワンピカード」騒動に泣いた…転売狂騒曲の裏にいる「本当の被害者」たち

週刊少年ジャンプ「ワンピカード」騒動に泣いた…転売狂騒曲の裏にいる「本当の被害者」たち

13日、全国の書店やコンビニの雑誌コーナーから「週刊少年ジャンプ33号」が瞬く間に姿を消した。人気トレーディングカードゲーム「ONE PIECEカードゲーム」の限定プロモーションカード「モンキー・D・ルフィ」が付録として封入されたことで、転売ヤーによる猛烈な買い占めが発生したためだ。SNS上では買えなかった読者の悲鳴と転売ヤーへの怒りが渦巻いているが、この騒動の裏で最も理不尽な割を食った「本当の被害者」たちがいる。それは、同号で堂々の最終回を迎えた大人気青春恋愛漫画「アオのハコ」を長年愛読してきたファンたちだ。

29周年記念カードがもたらした狂騒

「週刊少年ジャンプ33号」は、本来であればお祝いムードに包まれるはずの特別な号だった。「ONE PIECE」の連載29周年突破を記念し、同作が表紙と巻頭カラーを担当。さらに限定の新規プロモカード「モンキー・D・ルフィ」が付録として封入された。しかし、この豪華な企画が転売ヤーの標的となり、発売日当日は全国の店舗で深刻な品切れ騒動へと発展してしまった。

多くの店舗で「1人1冊」の購入制限が敷かれたものの、制限のない店舗では買い占めが相次ぎ、定期購読している読者ですら入手困難な事態に陥った。SNSでは、ささやかな月曜日のルーティンを壊された長年の愛読者から「私は毎週、月曜にジャンプを読むのを楽しみにしてる41歳の中年ジャンプだ!今は夜勤中で動けない。買いに行けるのは朝8時以降だ。頼む『我々は何ものも拒まない だから我々から少年ジャンプを奪うな』」といった悲痛な叫びが上がっている。

漫画を愛する読者こそが「本当の被害者」

だが、今回の騒動において最も不憫であり、まさに「本当の被害者」と呼ぶべき存在は、同号で250話をもって最終回を迎えた「アオのハコ」の愛読者たちだ。

作者の三浦糀氏は自身の公式Xで「『アオのハコ』250話で完結となります。自分がいいと思って描いたものが、他の人にいいと言ってもらえるなんてこれ以上の幸せありません。私の人生を変える大切な作品になりました。すごく幸せな日々でした!ありがとうございました!」と、5年間の連載を終えた感謝の言葉をつづっている。

多くのファンが、この記念すべき最終回を「紙の本誌」として手元に残したいと願っていた。それにもかかわらず、作品とは無関係なカード付録の転売騒動によって、本誌を物理的に購入できないという理不尽な状況に直面させられたのだ。

ネット上でも、この状況に対して「とりあえずジャンプ33号に関してはワンピカードの影響で、本誌を買ってずっと追ってたのに最終回だけ本誌を買えなかったアオのハコのファンが1番可哀想だなとは思う」という同情の声や、「アオノハコが最終回なのに転売ヤーのせいで読めないファンがいたらかわいそうだよね。さっき自転車のカゴにジャンプ5冊入れて走ってる某国っぽい方がいて、さらにコンビニで1冊買ってた…週刊誌で毎週読めないようにするキャンペーンを貼る集英社の姿勢は批判されるものではないかな? ワンピースの人気はわかる(読んでないけど)けど他の作品を毎週心待ちにしてる読者を蔑ろにしてないかな。『少年』ジャンプは心汚い大人達に迎合したキャンペーンを打ったんだ。これでSNSで話題になって、効果抜群だったとほくそ笑んでたら醜悪そのもの。私も兄弟、家族で回し読みして楽しんだジャンプ。いま、我が子達が回し読みして楽しんでる。電子版があるから良いというなら、いっそ完全電子版化すれば良いさ」といった、出版社の姿勢に疑問を投げかける手厳しい意見が相次いでいる。

配信元: iza!

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