自己免疫疾患「重症筋無力症の診断基準」は?医師が”他の病気との見分け方”も解説!

自己免疫疾患「重症筋無力症の診断基準」は?医師が”他の病気との見分け方”も解説!

重症筋無力症の診断についてよくある質問

ここまで重症筋無力症の診断などを紹介しました。ここでは重症筋無力症の診断についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

重症筋無力症の診断までにどの程度の時間がかかりますか?

伊藤 規絵医師

症状の出方や行える検査によって大きく違います。典型的な眼の症状がはっきりしており、自己抗体検査や筋電図検査がスムーズに行えた場合は、数週間程度で診断に至ることもあります。

一方で、症状が軽い・非典型である、検査予約が混み合っている場合には、複数回の受診や検査が必要となり、数ヶ月かかることもあります。また、ほかの病気との鑑別のために追加検査を行う場合もあるため、「いつまでに診断がつく」と一概には言えません。

重症筋無力症と診断された場合に行政の手続きは必要ですか?

伊藤 規絵医師

重症筋無力症は指定難病であり、病状や治療内容によっては行政上の手続きを行うことで医療費助成などの支援を受けられます。代表的なのが特定医療費(指定難病)助成制度で、指定難病医の診断書(臨床調査個人票)や申請書類を準備し、居住地を管轄する保健所や市区町村の窓口に申請すると、要件を満たす場合に医療受給者証が交付され、自己負担額が軽減されます。

また、症状によっては障害年金や障害者手帳の対象となることもあるため、具体的な手続きの必要性は、主治医やお住まいの自治体窓口、社会福祉士・相談支援専門員などに早めに相談しておくと安心感が高まります。

編集部まとめ

編集部まとめ

重症筋無力症は、自己免疫による神経筋接合部の障害で起こる病気で、症状や検査所見を総合して診断します。診断基準や各種検査、ほかの病気との鑑別ポイントの理解で、早期発見と適切な治療につなげることができます。

配信元: Medical DOC

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