そして伝説へ…「未体験」の世代
そして、さらに若い世代にとっては、ファミコンはもはや「歴史上のアイテム」に近い存在となっている。
「祖父母の家にはファミコンがあったんですけど壊れちゃって、いまだに遊んだことがないですね」
「スーファミからしか知らない……ファミコンは見たことだけあるぐらいなんだよね」
「前に展示会みたいなところで見たことある気がする。ドラクエもそんなに前から出てたんだ。知らなかった!」
「ファミコン遊んだことないや」
「ファミコン実機触ったことないなぁ」
「実物のファミコン見たことない人←」
といったように、「遊んだことがない」「実物を見たことがない」という声も散見され、43年という時間の重みがストレートに表れている。
かつては、親世代があらゆるゲーム機を「ファミコン」と呼んだ時代もあった。そんな「ゲームの代名詞」の登場から43年。現役の相棒として愛でる人もいれば、おじいちゃんの家で遊んだ夏休みを思い出す人もいる。あるいは、その光景を「教科書の中の歴史」のように眺める世代も出てきた。姿を変えながらも、あの赤と白のハードは、今日もそれぞれの距離感で人々の記憶の中に息づいている。

