心不全の薬を継続するためのポイント

心不全の薬は、症状が落ち着いている時期にも継続することが大切です。
心不全では、息切れやむくみが改善しても、心臓への負担が完全になくなったとは限りません。薬には、今ある症状を軽くする目的だけでなく、心不全の悪化や再入院を防ぐ目的もあります。
薬を続けるためには、飲み忘れを減らす工夫が役立ちます。服薬カレンダーを使う、薬を朝食後や夕食後などの生活習慣と結びつける、薬局で一包化を相談するなどの方法があります。
しかし、薬が多くて負担に感じる場合や、副作用が心配な場合も、自己判断で中止せずに主治医らに相談するようにしましょう。薬の回数や種類を調整できる場合もあります。
心不全の薬についてよくある質問
ここまで心不全の薬の種類や注意点などを紹介しました。ここでは心不全の薬についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
心不全の薬は一生飲み続けなければなりませんか?
佐藤 浩樹医師
心不全の原因や状態によって異なりますが、多くの場合、長期的な治療が必要です。心不全の薬には、症状を抑えるだけでなく、心臓への負担を減らして悪化を防ぐ目的があります。そのため、息切れやむくみが改善したからといって、自己判断で中止するのは避けてください。
薬を減らせるかどうかは、心エコーや血液検査、症状の経過などをみながら医師が判断します。
心不全の薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
佐藤 浩樹医師
飲み忘れた場合の対応は、薬の種類や次に飲む時間までの間隔によって異なります。一般的には、気付いた時点で次の服薬時間が近くなければ飲むことがあります。
一方で、次の服薬時間が近い場合は、忘れた分を飛ばして次から通常どおり飲むことが多いです。2回分をまとめて飲むことは避けてください。
心配であれば、飲み忘れたときの対応を主治医や薬剤師に事前に確認しておくとよいでしょう。

