重症化した場合の治療費
点眼薬で眼圧が十分に下がらない場合や、視野の欠損が進行した場合には、レーザー治療や手術が検討されます。
■ SLTレーザー治療(線維柱帯形成術)・費用目安(3割負担):約30,000円(片目)
・特徴:入院不要・外来で実施
■ 線維柱帯切除術(手術)
・費用目安(3割負担):約100,000〜200,000万円
・特徴:入院が必要な場合あり
■ チューブシャント手術
・費用目安(3割負担):約150,000〜250,000円
・特徴:重症・難治例に適用
※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。
SLTとは「選択的レーザー線維柱帯形成術」のことで、レーザーを使って房水の排出を改善する治療法です。たとえるなら、目の排水口を掃除するようなイメージです。点眼薬が効きにくくなった方や副作用が強い方の代替治療として保険適用で受けられ、外来で30分程度で完了します。
手術が必要になった場合も、後述する「高額療養費制度」を利用することで、自己負担額を上限内に抑えることが可能です。
費用を抑えるためにできること
長期にわたる治療費を管理するために、日常的にできる対策を3つご紹介します。
■ ジェネリック医薬品の活用
点眼薬のなかには後発医薬品(ジェネリック)が存在するものも多くあります。先発品と有効成分は同じで同等の効果が認められており、費用を3〜5割程度抑えられる場合があります。主治医や薬剤師に「ジェネリックへの変更が可能か」を確認してみてください。
■ かかりつけ薬局の継続利用
同じ薬局を継続して利用し、お薬手帳を活用すると、複数の医療機関から処方されている薬を1つの薬局で一元管理でき、重複投薬や飲み合わせの問題を防ぐことにつながります。結果として、不要な薬や重複した処方を避け、無駄な薬代を抑える効果が期待できます。
■ 通院を中断しない
緑内障は自覚症状が出にくく、気づかないうちに進行することが多い病気です。点眼薬をやめたり通院を中断したりすると視野が悪化し、最終的には手術が必要になるケースがあります。適切な時期に定期検査を受けることが、長期的な医療費の抑制につながります。

