「セロトニン」が少ないと「顔」にどのような特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

「セロトニン」が少ないと「顔」にどのような特徴が現れるかご存知ですか?【医師解説】

セロトニンが少ないと顔にどのような特徴が現れる?

セロトニンが少ないと顔にどのような特徴が現れる?

セロトニンは感情の調整や神経活動のバランスに関わる神経伝達物質です。そのため分泌量が低下すると、精神状態や自律神経の変化を通じて表情や顔つきにも影響することがあります。
近年の研究では、抑うつ状態では顔の表情パターンや他者から受ける印象が変化することが示されています。また、セロトニン神経系は感情表出や痛みの表情にも関与していることが報告されています。ここでは研究知見を踏まえ、顔に現れる可能性のある特徴について解説します。

悲しい表情を示す

セロトニンの働きが低下すると、感情の調整機能が弱まり、表情にネガティブな感情が現れやすくなることがあります。抑うつ状態の人では、悲しみや疲労を示す表情が増える傾向が報告されています。
表情筋の動きや顔の印象を解析した研究でも、軽度の抑うつ状態では悲しみを示す表情が増えることが確認されています。セロトニンは情動処理に関わる脳領域と関係しており、その変化が顔の表情として表れる可能性があります。

笑顔などのポジティブな表情が減る

セロトニンは感情の安定や報酬系の働きに関係しています。分泌量が低下すると、楽しいと感じる刺激への反応が弱まり、笑顔などのポジティブな表情が減ることがあります。
顔表情の研究では、抑うつ傾向のある人では笑顔を示す頻度が減少し、周囲からの印象も変化することが報告されています。このような表情の変化は、本人が自覚していない場合もあります。

表情が乏しくなる

セロトニン神経系は感情表出に関わる神経ネットワークと密接に関係しています。そのため、セロトニンの働きが低下すると表情筋の活動が減少し、顔の動きが少なくなることがあります。
周囲からは無表情や元気のない印象として受け取られることがあります。実際に表情解析研究では、抑うつ状態の人では顔の動きのパターンが減少する傾向が示されています。

皮膚が薄くなる可能性

セロトニンは神経系だけでなく皮膚の細胞にも作用することが知られています。研究では、セロトニンが皮膚の線維芽細胞に作用し、細胞外マトリックスの合成に影響することが示されています。
ヒトを対象とした研究はまだ十分ではありませんが、セロトニンの働きが低下すると皮膚の状態に変化が生じる可能性が考えられています。その結果として皮膚のハリが低下し、しわが目立ちやすくなる可能性が指摘されています。

痛みに対する反応が強まる、あるいは弱まる

セロトニンは痛みの感じ方を調整する神経伝達物質でもあります。セロトニンの働きが変化すると、痛み刺激に対する表情反応が変わることがあります。
研究では、セロトニン神経系が痛みに対する顔表情の強さに関与することが示されています。人によっては痛みに対する表情が強く現れる場合もあれば、逆に反応が弱くなることもあり、神経系のバランスによって変化すると考えられています。

「セロトニンと顔つき」についてよくある質問

「セロトニンと顔つき」についてよくある質問

ここまでセロトニンと顔つきについて紹介しました。ここでは「セロトニンと顔つき」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

セロトニンが増えると現れる症状について教えてください。

木村 香菜(医師)

セロトニンの働きが整うと、気分の安定や睡眠の改善がみられることがあります。日中の意欲が高まり、ストレスを感じにくくなる場合もあります。また、睡眠の質が改善することで疲労感が軽減することもあります。

うつ病を疑う顔つきについても教えてください。

木村 香菜(医師)

うつ病では表情が乏しくなったり、目の輝きが弱く見えたりすることがあります。口角が下がり、疲れた印象になることもあります。ただし顔つきだけで診断することはできません。気分の落ち込みが続く場合は医療機関の受診が勧められます。

配信元: Medical DOC

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