電子書籍にも利点、「無料の代償としての広告」が問題の本質か
一方で、「紙こそが至高」という極端な意見には賛同せず、デジタルや電子書籍のメリットを冷静に評価する声も並ぶ。
「電書も購入すれば広告ないですけどね」
「(紙の本に無駄な情報がないという意見に対して)それは先に金を払って広告なし媒体で閲覧しているからだなあ」
有料で購入した電子書籍であれば、そもそも読書中に広告が表示されることはない。つまり、人々が疲弊しているのはデジタルデバイスそのものではなく、「無料のコンテンツに溢れる、閲覧を阻害する広告デザイン」であるという見方だ。
また、
「外出時に紙の本だと何冊も重いけど、Kindleなら自分の荷物に入れて持って行ける」
「老眼なので、拡大できて素晴らしいというメリットを享受したいのよー」
など、紙の本が「物質」であるからこそのデメリットを指摘し、スペースや持ち運びの面から電子書籍を支持する意見も多数あった。「暗い場所でも読める」「検索機能が使える」といったデジタル特有の機能的な恩恵を重視する声も根強く、状況に応じた使い分けが現実的だとする指摘も目立っている。
それでも今回の話題に関しては、紙の本を支持する声が圧倒的だ。日々スクリーンの光を凝視しながら、誰もが情報の洪水に溺れている現代にあって、いわゆる「デジタルデトックス」を兼ねた「情報遮断装置」として、紙の本の価値が見直されつつあるのだろう。

