炊飯器で炊いたご飯、食べきれなかったぶんを長時間保温していませんか。
特に夏は室温が高く、保存方法によっては、ご飯が傷んだり風味が落ちたりしやすくなります。
そこで当記事では、お米のプロとして京都と東京に飲食店を展開し、ギフト事業なども手がける『京の米老舗 八代目儀兵衛』五ツ星お米マイスター 河野さんに夏のご飯の保存方法を聞いてみました。
保温は2時間まで!長時間はNG
河野さんは、「炊飯器で炊いたご飯を長時間保温することはおすすめできない」と言います。
保温時間の目安は2時間までです。2時間を超えると水分が飛んで乾燥し、食感が悪くなってしまいます。
さらに、長時間保温すると雑菌が繁殖しやすくなり、ご飯の黄ばみや嫌なニオイの原因になるでしょう。
画像提供:京の米老舗 八代目儀兵衛
冷凍するなら『炊きたて』がベスト
ご飯が炊き上がったら必要なぶんを取り分け、残りはすぐに冷凍するのがベストです。冷めるとでんぷん質が変化し、味が落ちてしまいます。
また、おいしさを保つためには、ご飯の温度が0〜5℃の間を一瞬で通過するように、急速に冷やすことが重要だそうです。
冷めてから冷凍すると、この温度帯を通過するのに時間がかかり、解凍した際に食感や粘りが失われやすくなるのだとか。
ご飯を冷凍する際のポイントは以下の2つです。
ポイント1:ラップで平たく薄く包む
画像提供:京の米老舗 八代目儀兵衛
ラップで平たく薄く包むことで、解凍時に熱が通りやすくなり、炊きたてに近いおいしさを再現しやすくなるでしょう。
ポイント2:上からアルミホイルを巻く
画像提供:京の米老舗 八代目儀兵衛
アルミホイルは熱伝導率が高いため、ご飯の熱がアルミホイルにすばやく伝わり、冷凍庫の冷たい空気へ効率よく逃がすことができ、短時間で冷凍できます。
さらに、アルミホイルで包んだご飯を金属トレイにのせると、より早く冷凍できるのでおすすめです。
金属トレイはアルミホイルを通して伝わったご飯の熱をすばやく吸収・拡散するため、ご飯の熱をより効率よく逃がしてくれるのだとか。
熱いうちに急速冷凍すると、しっとりした状態を保ちやすくなり、食感や粘りを損なわずに保存できますよ。

