●「不安感みたいなものが学内にある」
集会を主催した京都大学職員組合の伊原木大祐中央執行委員長は、今回の選考に対する危機感を次のように語った。
「意向投票で第2位の方が選ばれるのは他大学でも聞きますが、第3位の方が選ばれるのは非常に珍しいだけではなく、京都大の(歴史の)中でも今までなかったことです。
これを『そうですか』とほったらかしにしていると、上からよくわからないプロセスで(物事が)決められることに対して、今後どうなっていくのだろうという不安感みたいなものが学内にあります。
極端なことを言うと、3位の人を選ぶことで、京都大の一体性が分割される問題もあると思います」

集会では、人間・環境学研究科の細見和之教授が、総長選考を風刺した自作の歌をギターで披露する場面もあった。
総長 総長 3位でも総長
増長 増長 選考会議は増長
膨張 膨張 軍事研究費は膨張
哄笑 哄笑 内閣府は哄笑
職員組合は総長選考・監察会議に対し、選考経緯の詳細な説明と再意向調査の実施を求める声明を公表し、インターネット上で賛同者を募っている。
しかし、総長決定から約1カ月が経過した現在も、総長選考・監察会議は当初の発表以上の説明をしていない。
このままでは選考結果への不信だけではなく、大学運営そのものへの禍根を残すことになりかねない。

