桃を食べ過ぎた時の対処法

下痢や腹痛時の対処法
まずは食べるのを止め、安静にします。水分やソルビトールによって一時的に腸が過剰刺激されている状態のため、常温の水や白湯、スポーツドリンク等で水分を補給しながら、お腹を温めて回復を待ちます。
中性脂肪の上昇や肥満への対処法
日常的な過剰摂取が原因のため、食習慣を見直します。果物全体の目安である「1日200g(桃1個分)」を上限とし、夜間の摂取を避けて日中の活動前の「補食」に置き換えるなど、量とタイミングを調節します。
アレルギー症状(口腔・全身性)の対処法
アレルギー反応が疑われる場合は、直ちに食べるのを止め、症状の重症度に合わせて速やかに対処します。口内の違和感・痒み(口腔アレルギー症候群)の場合、すぐに水で口をよくすすぎ、症状が治まるまで安静にします。多くは軽微な症状ですが、喉の違和感や痒みが広がる場合、あるいは息苦しさが出てきた場合は、すぐに医療機関を受診してください。重症(アナフィラキシー)の場合、喉の粘膜の腫れによる息苦しさ、じんましん、嘔吐、血圧低下などがみられる場合は、直ちに救急要請(119番)をしてください。アドレナリン自己注射薬を処方されている場合は速やかに使用します。横になって足を少し高くし、医師の指示があるまで救急車の到着を待ちます。
桃の栄養素を効率的に摂取する方法

口腔アレルギー症候群が疑われる方や、桃を食べて口の中のかゆみ・喉の違和感・じんましん・腹痛などが出たことがある方は、自己判断で食べ続けないようにしましょう。桃のアレルゲンには、加熱によって反応が弱まりやすいものがある一方で、熱や消化に比較的強く、全身症状やアナフィラキシーに関わるものもあります。そのため、コンポートや缶詰などの加熱加工品であっても、必ず安全に食べられるとは限りません。桃アレルギーが疑われる場合は、生食や皮ごと食べることは避け、食べられる食品の範囲や調理方法について医師の指示に従いましょう。
生のまま、加熱せずに食べる
桃に含まれるビタミンCや、抗酸化作用を持つポリフェノール(カテキンやクロロゲン酸など)は熱に弱い性質を持っています。また、体内の水分バランスに関わるカリウムは水溶性のため、茹でる・煮るといった調理法により、汁の中に栄養が流れ出てしまいます。無駄なく摂取するなら、生のまま食べることをおすすめします。なお、缶詰やコンポートなどは加糖されているため注意が必要です。
水洗いして「皮ごと」食べる
桃の栄養が最も凝縮されているのは「皮」および「皮のすぐ下の肉」の部分です。皮には、果肉の数倍以上のポリフェノール(抗酸化物質)が含まれているほか、不溶性食物繊維も効率よく摂取できます。新鮮な桃であれば、表面の産毛を流水でこすり落とすように優しく洗うと、皮ごとおいしく食べられます。丸ごとが難しい場合は、できるだけ皮を薄く剥くといいでしょう。
食べる直前に冷やす
桃の甘みの主成分の一つである「果糖」は、冷やすことで甘味度がより強く感じられる特性があります。ただし、冷やしすぎると人間が持つ味覚の感度が鈍るだけでなく、桃の香りが飛んでしまいます。冷やす際は、食べる1時間前に冷蔵庫(または氷水)で冷やすのが、満足感を最大化するベストなタイミングです。

