「やっぱり事件に向き合いたい」涙ながらに答える川村被告
川口被告と当時17歳の少年は起訴内容を認めていて、争点は量刑となっている。
裁判では証人として川村被告が出廷した。

(川村被告が座る証言台にはパーティションが設置された)
川村被告「あくまで私の記憶ですが被害者さんが本当に申し訳ございませんでしたと言って土下座しているときに(川口被告が)頭を6、7回踏む場面がありました」
検察官「土下座をさせたのはなぜ」
川村被告「川口さんが土下座しろよと言った」
検察官「被害者さんに言った理由は思い当たりますか?」
川村被告「……土下座しないで申し訳なかったと言ったので土下座しろやと頭を踏みました」
そして川村被告は川口被告から指示された暴行もあったと話した。
検察官「どんな暴力をあなたはしましたか」
川村被告「倒れている被害者の背中を1回や腰2回をふみました」
検察官「なぜですか」
川村被告「被害者が近づいてくる場面があって、川口が蹴って倒してから、『やれ』って言われました」
最後に検察官から控訴審が控えている中、なぜ証人として証言台に立ったのか尋ねられるとこう答えた。
川村被告「……やっぱり事件に向き合っていきいたという気持ちがあったから話しました」
川村被告は涙ながらに答えた。
食い違う主張「指示を出していない」
だがこのとき川口被告は首を横に振っていた。その様子を裁判員は見ていた。

(送検される川口被告)
裁判員「川村さんが『やれと言われた』と言ったことについて、私からは川口さんが首を横に振っていたように見えましたが、違いますか?」
川口被告「自分は事件の中で指示出したのは一切ありません」
さらに八木原被告の「指示」に従わざるをえなかったと話した。
弁護士「なぜすぐ暴力をやめなかった?」
川口被告「八木原さんが『まじ許さないし』と言って、自分には聞こえなかったのですが、川村さんが「許さないって言っている」と言って、まだ暴力を振るわなければいけないのかと思い暴力しました」
弁護士「なぜ八木原さんを説得しなかった?」
川口被告「八木原さんに『もういいんじゃね』と強く言いましたし、血出ているからいいんじゃねと強く言ったのに八木原さんは『もっとやって』と言って自分にはもっとやらないといけないのかと思いました」
川口被告ははきはきとした声で答えた。
だがこれに対してまた異なる証言が出たのは少年の被告人質問のときだ。
検察官「途中から(八木原被告が)もっとやってと言った?」
少年「そうです」
検察官「それは影響した?」
少年「していないです」
検察官「それはなぜ?」
少年「川口が空気を作っている人だと思っていたので川口が暴行をやめれば終わると思った」

他にも少年は川口被告とも川村被告とも異なる証言をした。
川村被告らはこれまでの裁判でも「少年は被害者に馬乗りになった暴行した」と証言してきた。しかし少年はこれを否定した。
検察官「馬乗りになって殴る場面はあった?」
少年「馬乗りではないですけど左肩付近にしゃがんで顔を2回3回蹴りました」
検察官「そういうことをしていない?」
少年「またがったりしていないです」
少年は交際相手でもあった川村被告が記憶と「異なる」発言をしたのではないかと話した。

