社会課題を「根本解決」するためのフレームと資金調達
続いてのセッションでは、株式会社すくらむの久保匠さんから、「社会課題を“根本解決”するための考え方と、協働アプローチについて」お伝えしました。
久保さんからは、社会課題へのアプローチは大きく4つの段階(フレーム)に分けられるというお話がありました。
1.ダイレクトサービス:目の前のゴミを拾う
2.大規模なダイレクトサービス:みんなでゴミを拾うムーブメントを起こす
3.システミックチェンジ:ゴミが出ない仕組みを作る(ゴミが出ない素材・制度改革など)
4.フレームワークチェンジ:ゴミという概念自体がなくなる(古い自動車から自動車を作るなど)
ここで重要なのは、「大規模なダイレクトサービス」と「システミックチェンジ」の間には大きな壁があるということです。ゴミを拾う活動をいくら大規模にしても、ゴミが出る速度には追いつかず、根本的な課題はなくなりません。時に活動者が燃え尽きてしまうこともあります。 もちろんダイレクトサービスに意味がないわけではありませんが、そこから「システミックチェンジ」へと壁を越えるためには、企業、NPO、行政などのマルチセクターが共通のビジョンを持ち、連携する「コレクティブ・インパクト」のアプローチが必要不可欠なのです。
また、多くの方が課題に感じる「資金調達(ファイナンス)」についても具体的なお話がありました。 「ダイレクトサービス(現場の活動)は得意だけれど、それを仕組み化・事業化するのが苦手」という声をよく聞きます。この講座を通して、「ジェンダー課題の解決」と「事業化(仕組み化)」をセットで学べる場にできたらと考えています。

基礎理解から実践まで!全8回のプログラム構成
本講座の大きな特徴は、ただ学ぶだけでなく「ジェンダー課題への理解と、プロジェクト実施のための知識とスキル習得」を明確に目指している点です。
約3ヶ月半をかけて、以下のようなステップで着実に学びを深め、形にしていきます。
前半でジェンダーの基礎知識や構造をしっかりとインプットし、後半ではアクションの設計や資金調達といった具体的なマネジメント手法を学び、最後は自分たちの実践発表(コミットメント)へと繋がる、非常に実践的な構成となっています。


