女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第85回が24日に放送される。第17週「脈動」(第81~85回)で描かれた伏線を振り返りながら、その見所を解説する。
朝ドラ「風、薫る」第85回(7月24日放送予定)見所
直美は、自分を産んだ柳川文(内田慈)の願いを叶えるため、「ある場所」を訪ねる。寛太(藤原季節)の手を借りて向かった先は海が見える神社で…。
朝ドラ「風、薫る」第17週「脈動」ストーリー展開【振り返り】
病に伏せる文を看病していた直美は、枕元に落ちていた髪紐の裏地が、自身のお守り袋と同じ柄であることに気づく。文は慌てて髪紐を取り返し、家族や故郷について尋ねられても多くを語らなかった。
その後、直美は「瑞穂屋」の店主・清水卯三郎(坂東彌十郎)から、文とは明治元(1868)年に横浜で出会ったと聞き、自分が捨てられた横浜・山手の教会とのつながりを感じる。意を決して「私の母親ですか? 錦栄楼にいた夕凪。故郷は伊豆。違いますか?」と問いかけるが、文は「そんなふうに見えます?」「名前も付けずに、赤ん坊を捨てるような女に見えるってことですよね。そんなひどいことを…?」と問い返した。その後、寛太(藤原季節)の調査で、熱海で安産祈願をした夕凪が横浜へ移り、外国人居留地の世話好きな女性が、女郎上がりの妊婦を世話していたことが分かる。「その夕凪が柳川文で、あんたの母親で間違いないだろう」。直美はその事実を受け止めた。
一方、牧師・吉江善作(原田泰造)に胸の内を打ち明けた直美は、「本当は言いたいこと、たくさんある。許したわけじゃない。なんで捨てたの? なんで名前もつけてくれなかったの? 子供のころからって、ずっと言いたかった」と吐露し、「だから…。謝って。謝って…。抱きしめてほしかった。おっかさんって呼んでみたかった」と胸の奥にしまっていた願いを打ち明けた。吉江は「今の直美さんが自分で幸せになったんですよ。もっと幸せになってほしい」と優しく励ました。
その頃、新潟で暮らすりんは、直美からの手紙で文が実母だと知る。そんななか文が吐血し、直美は帝都医大病院の藤田邦夫(坂口涼太郎)に往診を頼む。藤田は文に胃炎と伝える一方、直美には胃がんで全身に転移し、治療は難しいと告げた。ショックを受けながらも直美は気丈に振る舞うが、文から「もう来なくて結構」と拒まれる。それでも直美は「来ます。看護婦として患者さんを見るのは当たり前ですから」と譲らなかった。
文の病と母娘の関係に苦しむ直美は、仕事でもミスを重ねるなど心身ともに追い込まれていった。その異変に気づいたりんの娘・環(英梨)が母に手紙で助けを求め、りんは急きょ帰京。その夜、直美は文が余命わずかであることを打ち明けた。どうしたらいいのかわからないという直美に、りんは、文の子供として自分の気持ちを優先すべきだと助言。「看護婦しなくていい。こんな時くらい」と寄り添った。

