脳卒中の入院でかかる費用と支援
脳卒中で入院すると、治療費だけでなく、食事代や差額ベッド代など、さまざまな費用がかかることがあります。ここでは、脳卒中の入院にかかる費用の目安や利用できる制度、負担を抑えるためのポイントを解説します。
入院費用の目安
入院費用は、治療内容、入院期間、手術の有無、リハビリの量、病室の種類、保険の自己負担割合によって変わります。
急性期に手術や高度な治療を受けた場合は、医療費が高額になることがあります。回復期リハビリテーション病棟に転院した場合は、入院期間が長くなるため、総額としては大きくなることがあります。
ただし、公的医療保険が使える医療費については、自己負担割合に応じた金額で支払います。さらに、1ヶ月の自己負担額が一定額を超えた場合、高額療養費制度を利用できる可能性があります。
利用できる公的支援
脳卒中の入院や退院後には、高額療養費制度、限度額適用認定証、介護保険、身体障害者手帳、傷病手当金、障害年金などが関係することがあります。
高額療養費制度は、医療機関や薬局で支払う医療費が月ごとの上限額を超えた場合に、超えた分が支給される制度です。事前に限度額適用認定証を利用すると、窓口での支払いを自己負担限度額までに抑えられる場合があります。
退院後に介護が必要な場合は、介護保険の申請を検討します。仕事を休む場合は、加入している健康保険の傷病手当金の対象になることがあります。制度は年齢、加入保険、障害の程度、就労状況によって異なるため、病院の医療ソーシャルワーカーに早めに相談しましょう。
脳卒中の入院期間についてよくある質問
ここまで脳卒中の入院治療などを紹介しました。ここでは脳卒中の入院期間についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
脳卒中の入院期間はどのくらいですか?
伊藤 規絵医師
軽症であれば数日から2週間程度で退院できることがあります。麻痺や言語障害などが残る場合は、急性期病院で数週間入院した後、回復期リハビリテーション病棟で数ヶ月、重症例ではさらに長く入院することがあります。リハビリは入院中しか受けられませんか?
伊藤 規絵医師
リハビリは入院中だけではありません。退院後も、外来リハビリ、訪問リハビリ、通所リハビリなどを利用できる場合があります。入院中は集中的なリハビリを行い、退院後は生活のなかで機能を維持・向上させることを目指します。どのリハビリを利用できるかは、医療保険や介護保険、本人の状態によって異なります。

