「蒼井さんは話しやすくて、すごく心強い」
――蒼井さんの印象は?
「蒼井さんは“自分の芝居について、もし心ないことを言われたとしても、自分が一番自分に厳しいからへこまない”といったことをおっしゃっていたのが印象的で。もともと尊敬していた俳優さんでしたが、改めてすごい方だと思いました。
撮影現場では、僕が何かアイデアを出すと『じゃあ、もっとこうしたらいいんじゃない』と受け入れてくださいます。疑問に思ったところもしっかり共有し合えて、腹を割って話せるといいますか。話しやすくて、すごく心強いです。咲子と樹生のシーンは距離が近くて、セリフでの芝居が多いんです。その中で、とても微細なニュアンスのやりとりをしていくのが楽しいです」
――松山さん、夏帆さん、充がオーナーを務める喫茶店「ひこうき」の従業員・矢野直人役の高橋文哉さんについてはいかがですか?
「松山さんとは番組宣伝の機会でしかご一緒していないのですが、樹生が充に対してどのような気持ちでいるかということなどを考えるようにしています。
夏帆さんとのシーンは、僕が台本を読んで想像していたものからさらに膨らませた芝居ができたという印象です。彼女が持ち込んだあずさによって、思ってもみなかった反応が芝居の中に出て、すごく豊かな、二人のこれまでを感じられるシーンになったと感じられてうれしかったです。
高橋くんは、お話が上手。ドラマの撮影以外に、作品の宣伝で他の番組に一緒に出演することも多いので、いろいろなお話をさせてもらっています。でも本番が始まったら(樹生と直人の役柄的に)バチバチしている、みたいな(笑)。とても直人という役にハマっているなと感じます。器用だけど不器用でもある感じや、現代っ子なところをうまく表現されているなと」
――撮影現場の雰囲気は?
「『居心地がいいな』と感じています。ピリつかないといいますか。作品によってはピリついた方がいいときもあるかもしれないですが、非常にリラックスできる環境でいいなと。俳優同士はもちろん、スタッフさんともコミュニケーションが取りやすい、風通しがいい撮影現場だと思います」
救われるか、引っかかるか――見る者の価値観揺さぶる作品
――第3話の見どころについて教えてください
「まずは、咲子と樹生の関係がどうなっていくのか。そして、その関係を何と呼ぶのかを見守っていただきたいです。信頼していた人が全く違う一面を持っていたところから始まり、目の前にはいない人たちの知らない姿が膨らんでくる。見ている方はびっくりされるのではないかと思います。
そして、ラブストーリー、サスペンス、ミステリーといったジャンルにははめ込まないで見ていただけたら。全部裏切っていきますから。
自分の中の価値観を揺さぶってくる作品だと思うので、救われるかもしれないですし、どこか引っかかるかもしれません。登場人物たちがどうなっていくのか、最後まで見届けていただければと思います」

