漫画『みいちゃんと山田さん』35話(2)「魔法のお菓子」考察と今後の展開予想 みいちゃんと山田さんの再会は叶わない? 捜索ポスターは山田さんが作ったもの?

漫画『みいちゃんと山田さん』35話(2)「魔法のお菓子」考察と今後の展開予想 みいちゃんと山田さんの再会は叶わない? 捜索ポスターは山田さんが作ったもの?

漫画『みいちゃんと山田さん』(亜月ねね作)の35話(2)「魔法のお菓子」が26日、講談社の公式マンガアプリ「マガジンポケット」(マガポケ)にて無料配信された。

全37話での完結まで、残すところあと36話(1)(2)と最終37話(分割なし)のみ。今回のエピソードでは、みいちゃんが薬物を”大量摂取”してしまう最悪の展開が描かれ、ついに死亡時と全く同じ服装になった。いよいよ「その時」が間近に迫っていることを覚悟させる内容だ。

今回は35話(2)「魔法のお菓子」の絶望的な状況を振り返るとともに、最大の懸案事項である「みいちゃんは、山田さんと生きているうちに再び会うことができるのか?」について、これまでの時系列と伏線から今後の展開を予想していきたい。

※本記事は35話(2)の配信後、36話の配信前に執筆しています。36話読了後に読まれた場合は、実際のストーリーとズレが生じる可能性があります。

■ 最悪のフラグ回収…35話(2)が描いた「後戻りできない」状況

まずは最新話の状況を整理しておこう。河川敷で路上生活をしていたみいちゃんは、高橋の仲間の小太りヤンキーから「腹減らなくなる魔法のお菓子」として薬物(覚醒剤とみられる)の入ったパケを渡される。極限状態のみいちゃんは「3時間後にまたもらえるなら全部食べちゃお!」と痛恨の勘違いをし、一気に全量を摂取してしまった。

幻覚症状が現れる中、エアガンで襲撃してきた高橋の子供たちをボコボコに返り討ちにしたみいちゃん。その際、「運動したら暑くなっちゃった!」と上着を脱ぎ捨て、奪ったヘアゴムを髪につける。現れたのは、第1話で遺体として発見された時と全く同じ「キャミソール姿」だった。

その後、子供たちの惨状を見て激怒した高橋の妻と、殺意に満ちたマイルドヤンキーグループに完全に包囲される。しかし、薬物の幻覚が消えていないみいちゃんの目には、彼らが遊園地のキャラクターの着ぐるみに見えており、「わああ~!キチィランドだ~~~!!」と無邪気に大喜びする…という、あまりにも悲惨な対比で幕を閉じた。

自力で逃げることはおろか、正常な判断すらできない状況。ここからみいちゃんが自力で東京へ戻る可能性は「ゼロ」に近いと言っていいだろう。

■ タイムリミットは「12月」…作中時系列のおさらい

みいちゃんと山田さんが再会できるのかを考える上で、作中の時系列(2012年)を整理してみよう。

10月31日:東京駅ホームでの別れ。みいちゃんは「来月ハムカツのお迎え来るからまた遊ぼうね!」と言い残し、宮城へ帰郷。

11月11日:宮城での芋煮会。

11月下旬〜12月上旬(現在):家族ともめて家出し、路上生活。山田さんからのLINE(「来月帰ってくる?あそぼー」)の描写や、ハムスターの引き取り時期を加味すると、現在の作中時間は11月下旬の可能性が濃厚だ。

そして、第1巻冒頭で予告されていた通り、みいちゃんが死亡するのは「12月」である。 さらに注目すべきは、単行本4巻の裏表紙で描かれた、みいちゃんの行方不明を知らせるポスターの記載だ。そこには「12月15日あたりから行方不明」と明記されている。

現在、ヤンキーグループに包囲され薬物中毒に陥っているみいちゃん。ポスターの記載から「少なくとも12月15日までは(監禁されるなどして)生存しているのでは」と一縷の望みを抱きたくなるが、現実はさらに残酷かもしれない。

仮にこの河川敷でそのまま殺害され、死体を遺棄されたとしても、実家の家族が彼女に無関心である以上、すぐには騒ぎにならないだろう。目撃情報もなく、遺体も見つからないまま時間だけが過ぎ、「最後に姿を見た(あるいは連絡が取れた)のがその時期だった」「山田さんらが本格的に探し始めたのが12月中旬だった」という理由だけで、ポスターの失踪日が『12月15日あたり』と曖昧に設定された可能性も十分に考えられるのだ。

配信元: iza!

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