「ストレスと甘いもの」についてよくある質問

ここまでストレスと甘いものについて紹介しました。ここでは「ストレスと甘いもの」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
甘いものが食べたくなるのは何か栄養が不足しているのでしょうか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
必ずしも特定の栄養不足とは限りませんが、食事の間隔が空きすぎていたり、たんぱく質や食物繊維が少ない食事が続いていたりすると、甘いものを欲しやすくなることはあります。
また、マグネシウム不足とチョコレート欲求の関連を示唆する話はありますが、明確な因果関係ははっきりしていません。大切なのは、「何かひとつ足りないから」と考えるのではなく、ホルモン、脳、睡眠、ストレス、食習慣が重なって起きている現象だと理解することです。
まとめ
ストレスを感じると甘いものを食べたくなるのは、珍しいことではありません。ストレス時には、脳の報酬系、ストレスホルモン、睡眠不足、食事の乱れなどが重なって、甘いものへの欲求が強まりやすくなると考えられています。これは意志の弱さだけで説明できるものではありません。
一方で、甘いものは一時的に気分を楽にしてくれても、根本的なストレス対策にはなりにくく、食べ方によっては「また欲しくなる」流れにつながることがあります。だからこそ、完全に悪者にするのではなく、量・タイミング・食べ方を工夫しながら付き合うことが大切です。
普段から、食事のバランスを整える、睡眠を確保する、甘いもの以外のストレス対処法を持つ、といった対策をとることで、結果として過剰な甘いもの欲求を減らす助けになります。自分の体と心の状態を振り返りながら、必要があれば専門家の力も借りて、無理のない形で整えていきましょう。

