シンガー・ソングライターの松山千春(70)が26日放送の「松山千春 ON THE RADIO」(FM NACK5など、日曜後9・0)に出演。23日に札幌市で行われたシンガー・ソングライター、伊勢正三(74)のコンサートにサプライズ出演した際のエピソードや、デビュー前の思い出、フォークソングへの強い想いを語った。
伊勢は23日に札幌市の「札幌文化芸術劇場 hitaru」で10月12日まで行われるコンサートツアー「風、動く Tour2026/Kaze START UP!!」を実施。松山はこの日のコンサートにサプライズ出演した。
粋な“サプライズのお返し”
ステージでの共演について松山は「ショーヤン(伊勢)とも久しぶりだし、顔を出しようかなと思って、ぶらっと顔を出して」と明かし、「そしたら『千春君、一緒に歌ってみない?』とか言ってね。『いいよ、全然構わないですよ』」と応じ、「俺は『あの唄はもう唄わないのですか』っていう曲が好きだから、一緒に歌うならその曲で」と提案。伊勢も「うん、そうしよう」と同意したことを回想した。
本番で伊勢は松山と「22才の別れ」と「あの歌はもう歌わないのですか」を歌った後、松山のデビュー曲「旅立ち」を歌い始めたという。松山は「ショーヤン、俺のデビュー曲『旅立ち』をちゃんと練習してきてくれたんだと思ってね。ありがたいなとつくづく思いましたけどね」と伊勢からの“サプライズのお返し”に感謝した。
コンサートの雰囲気については「本当にお客さんが来ていただいてね、ショーヤン自身も『札幌でこんなにたくさんのお客さんが来てくれるなんてありがたい』とつくづく思っていたみたいで、楽しく2人で歌わせていただきました」と振り返った。
50年続く伊勢との絆
また、松山は、伊勢とは1975年の「全国フォーク音楽祭」の北海道大会に出場した際、風としてゲストで来ていたのが初めての出会いだったと振り返り、「だからショーヤンとはアマチュアの時に会ってるわけだよ」と強調。そういうこともあり、伊勢と飲み屋で一緒になった時には「ショーヤン、実を言うと俺、このコンテスト、帯広大会から出場してるんだけど」と説明したという。さらに松山の恩人である。STVラジオのディレクター、竹田健二さん(故人)から、「『松山君、もう一曲カバー曲を歌ってくれないか』と言われて歌ったのが『22才の別れ』だったということもあって、高校の頃からかな、かぐや姫の時代から、やっぱりショーヤンのことが好きだったというか、メロディーラインもいいし」と思い出を明かした。
現在の伊勢についても「喉の調子が悪くてね、一音下げて歌わなきゃならない状態になってたりするけどね」と触れるも、「それでも独特のあの声で歌われると、ああいいなぁとつくづく思うのと同時に、自分の高校時代を思い出して、そういえばみんなで、かぐや姫、ショーヤンの歌を歌ったりしたなぁっていうのをね、つくづく感じますね」としみじみ話した。
楽屋での会話からフォークソングへの想いも吐露。伊勢から「もう千春君だけだよ、フォークしてるのは」と言われ、「俺はやっぱりフォークシンガーとしてこれからもやっていくんだ、とつくづく思いましたね」と決意を示した。

