〈展望〉風、薫る【7/30第89回】りん(見上愛)に試練…生徒が体調不良、直美(上坂樹里)の「恵風看護婦会」も正念場

〈展望〉風、薫る【7/30第89回】りん(見上愛)に試練…生徒が体調不良、直美(上坂樹里)の「恵風看護婦会」も正念場

女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第89回が30日に放送される。第18週「岐路にて」(第86~90回)は、それぞれ新たな道を歩み始めたりんと直美が、理想と現実の壁に向き合う重要な局面を迎えている。前回は、りんが新聞記者・横沢公輔(井上祐貴)との出会いを通じて信念を問い直し、直美は「恵風看護婦会」を立ち上げながらも厳しい現実に直面した。第89回では、2人の選んだ道がさらに試されることになりそうだ。

朝ドラ「風、薫る」第89回(7月30日放送予定)見所

ある日、りんの授業中に生徒が体調不良になってしまう。一方、直美は、派出看護の依頼がなかなかこず、行き詰まりを感じていた。

朝ドラ「風、薫る」第18週「岐路にて」(第86~90回)ストーリー展開【振り返り】

新潟・上越の高越女学校で舎監を務めるりんのもとを、帝都医大病院で外科教授助手を務めていた黒川勝治(平埜生成)が訪ねる。実家の黒川病院で看護婦取締として働いてほしいと誘われるが、りんは自信がないと辞退。黒川は「僕はキミのような、患者のために悩める人こそ現場にいるべきだと思うがね」と伝え、返事は急がないと言い残した。そのやり取りを聞いた新聞記者・横沢公輔(井上祐貴)は、りんと看護婦という仕事に興味を抱く。

一方、直美は派出看護の実現について内科教授・木村文平(前野朋哉)に相談。大学病院では貧しい人々への慈善医療には限界があると教えられ、大山捨松(多部未華子)を訪ねる。捨松は米国の制度を参考に「松竹梅」の料金制を取り入れた派出看護の会を提案。「たとえ小さな歩みでも、新しい女の生き方につながります」と直美の背中を押した。

決意した直美は院長・多田重太郎(筒井道隆)に退職を願い出る。多田は「大学病院は、突き詰めれば医学の研究、発展のための病院だ。今の医学では救えぬ命を、明日救うべく進み続けねばならない。一方で、今の医学から貧しさゆえこぼれ落ちる命を救う者もいなければならない」と理解を示し、協力してくれる町医者の一覧を託した。

直美は同期の玉田多江(生田絵梨花)や工藤トメ(原嶋凛)に別れを告げて帝都医大病院を退職。一ノ瀬家向かいの空き家に事務所を開き、「瑞穂屋」の店主・清水卯三郎(坂東彌十郎)や、りんの幼なじみ・竹内虎太郎(小林虎之介)、「シマケン」こと島田健次郎(佐野晶哉)らの協力を得ながら準備を進めた。さらに、多江から紹介された同期の柳田しのぶ(木越明)も会への参加を決意した。

しかし、街でチラシを配っても反応は乏しく、「派出看護」という仕組みはまだ世間にほとんど知られていなかった。理想と現実の壁に直面する直美のもとを牧師の吉江善作(原田泰造)が訪れる。吉江は九州への赴任が決まったことを明かし、「ずっと直美さんが心配でした」と別れを告げる。そして、うそをつかなければ生きられなかった直美に、自分の前では笑っていてほしかったと優しく語りかける。涙を流す直美に、吉江は「それはウソ泣きではないですよね?」と冗談を飛ばし、最後まで笑顔を引き出して旅立っていった。

配信元: iza!

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