「ドーパミン」が多く分泌されるのは「カートに入れた時」と「買った時」どっち?

「ドーパミン」が多く分泌されるのは「カートに入れた時」と「買った時」どっち?

「買い物」によるドーパミン分泌が過剰になった際の症状・依存のサイン

「買い物」によるドーパミン分泌が過剰になった際の症状・依存のサイン

買い物で気分がスッと楽になる感覚が続き、「やめたいのにやめられない」と感じ始めたら要注意です。買ったあとの強い後悔や、お金のトラブルが増えている場合は、買い物がストレス対処の手段となり、依存のサインになっている可能性があります。

「やめたいのにやめられない」買い物症状

必要ではないと分かっていても、セールやネット通販を見ると衝動的に買ってしまい、回数や金額を自分でコントロールできなくなっている状態です。「やめたいのにやめられない」と感じるときは、その場で買わずに一度立ち止まる工夫が大切です。具体的には、カートやメモに入れるだけにして24時間待つ、買い物リスト以外の物は買わないと決める、クレジットカードやスマートフォン決済ではなく現金だけを使う、などの方法があります。

また、買い物サイトやセール情報をできるだけ見ないようにし、代わりに散歩やストレッチ、音楽を聴く、人と話すなどほかの楽しみで気持ちを切り替えると、衝動が少しずつ落ち着きやすくなります。生活や借金に支障があれば心療内科・精神科の早期受診を検討します。

買う前の高揚感と買った後の強い後悔

買う前はワクワクして気分が高まりますが、購入後に強い罪悪感や自己嫌悪、落ち込みが毎回のように起こる状態です。「またやってしまった」と自分を責めることが増えます。「買う前だけワクワクして、家に帰ると後悔する」パターンに気づいたら、その気持ちを書き出してみると役に立ちます。

「今どのような気分で、何のために買おうとしているのか」をメモに整理すると、ストレス発散目的の買い物かどうか客観的に見やすくなります。買い物以外で気分が上がる行動(お風呂にゆっくり入る、友人に連絡するなど)をあらかじめリスト化しておき、「買いたくなったらまずリストを一つ試す」というルールを作るのも有効です。気分の落ち込みや自傷念慮があれば心療内科・精神科へ早めに相談します。

生活や人間関係への影響が出ている

クレジットの支払いが苦しくなる、貯金が減る、家族に隠れて荷物を受け取るなど、家計や人間関係に支障が出ているのに、それでも買い物を続けてしまう状態です。支払いに不安が出てきたときは、一人で抱え込まず家族や信頼できる人、専門家に早めの相談が大切です。

家計簿アプリやノートで「いくら・何に使ったか」を見える化し、月ごとの上限額を決めて、その範囲内で使う練習を始めます。限度額を下げる、サブスクやカードを整理するなど環境を変える工夫も、ドーパミンの衝動にブレーキをかける助けになります。多額の借金や自殺念慮があれば緊急度が高いです。依存症に詳しい心療内科・精神科を早期に受診しましょう。

買い物で「ドーパミン」が過剰に出やすくなる原因

買い物で「ドーパミン」が過剰に出やすくなる原因

買い物は「欲しい」「手に入れたい」という気持ちを強く刺激するため、脳の報酬系が活発になりドーパミンが出やすくなります。セール情報やポイント還元、スマートフォンでいつでも買える環境が重なると、快感を求める行動が習慣化し、過剰に分泌されやすい状態になります。

ストレスや寂しさを紛らわせるための買い物が原因

仕事や人間関係のストレス、寂しさや不安を紛らわせる手段として買い物を繰り返すと、「気分を上げるために買う」習慣がつき、ドーパミンが過剰に出やすくなります。やめたいのにやめられない、借金や生活への影響が出てきた場合は、心療内科・精神科の受診を検討したほうがよい状態です。

うつ病や不安症などメンタル不調が原因

気分の落ち込み、不安、不眠などが続くなかで「買い物のときだけ少しラクになる」場合、うつ病や不安症などの一症状として買い物が増えていることがあります。この場合もドーパミンが一時的な気分の改善に使われ、過剰になりやすいです。気分の落ち込みが強い、自殺を考えるほどつらいときは、早めに心療内科・精神科を受診し、買い物のことも正直に相談する必要があります。

双極性障害やADHDなどの病気が背景にある場合

気分が高ぶる時期にだけ高額な買い物をしてしまう、注意散漫で衝動的な買い物が目立つ場合、双極性障害やADHD(注意欠如・多動症)などが隠れていることもあります。これらの病気は、衝動性の高さや気分の波に伴いドーパミンが過剰に働き、浪費や買い物依存につながりやすいです。突然の多額の浪費、危険な行動、自傷念慮があるときは緊急性が高く、速やかな精神科受診や精神科救急の受診が必要になります。

配信元: Medical DOC

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