「ドーパミン」が多く分泌されるのは「カートに入れた時」と「買った時」どっち?

「ドーパミン」が多く分泌されるのは「カートに入れた時」と「買った時」どっち?

買い物の衝動(ドーパミン分泌)をコントロールする予防法

買い物の衝動(ドーパミン分泌)をコントロールする予防法

買い物でのドーパミンによる「買いたい衝動」は、脳のクセを理解し、環境と習慣を整えることである程度コントロールできます。衝動のピークをやり過ごす仕組みをあらかじめ用意しておくと、「つい買ってしまう」行動を予防しやすくなります。

「今すぐ買わない」仕組みを作る

欲しくなったときにすぐ買わず、カートやメモに入れて一晩おく習慣をつけます。これで、ドーパミンによる一時的な高まりが落ち着き、冷静に必要性や予算を判断しやすくなります。夜遅い時間のネット閲覧を控えるなど生活リズムを整えることも大切です。

ストレスを買い物以外で発散する

ストレスや退屈を感じたときに、散歩や軽い運動、入浴、趣味、友人との会話など「買い物以外の楽しみ」を増やしておきます。身体を動かしたり、人と話したりすることは、脳の報酬系を健全な形で満たし、買い物だけにドーパミンが偏らないようにする効果があります。

睡眠・食事リズムを整える

睡眠不足や血糖値の急激な変動は、イライラしやすさや集中力の低下、落ち着かなさにつながることが報告されています。こうした心身のコンディションの乱れは、衝動的な行動全般をとりやすくする要因と考えられ、結果として無計画な買い物など「その場しのぎの行動」が増える一因となる可能性があります。

「ドーパミンと買い物」についてよくある質問

「ドーパミンと買い物」についてよくある質問

ここまでドーパミンと買い物について紹介しました。ここでは「ドーパミンと買い物」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

ネットショッピングと実店舗では、どちらがドーパミンが多く分泌されますか?

伊藤規絵(医師)

ネットと実店舗で「どちらが必ず多い」とは言い切れません。実店舗は商品を見て触れ、試着や店内の雰囲気など五感が刺激されやすく、ドーパミンが高まりやすいです。一方ネットは、いつでも手軽に買えることや、注文してから届くまでの「待つ楽しみ」が長く続くことで、ドーパミンが繰り返し分泌されやすいと考えられます。

買い物以外でドーパミンを健康的に分泌させる方法はありますか?

伊藤規絵(医師)

適度な運動やウォーキング、好きな音楽を聴くこと、創作・料理・ガーデニングなどの「没頭できる趣味」は、健康的にドーパミンを高めやすいと考えられます。また、人と楽しく会話する、小さな目標を立てて達成することなども有効です。

買い物がどうしてもやめられない場合、何科を受診すべきですか?

伊藤規絵(医師)

買い物のせいで借金や生活への支障が出ている、やめたいのにやめられない場合は、まず精神科や心療内科の受診をおすすめします。

まとめ買い物依存が疑われる場合は自分の感情と向き合い、必要に応じて専門家に相談しましょう

買い物は本来、生活を便利にし、気分を上げる楽しい行動ですが、ストレス解消の手段として頼りすぎると、ドーパミンの仕組みから依存的になりやすい側面があります。

快感だけを追いかけず、自分の感情やお金との付き合い方を見直し、必要に応じて専門家への相談が大切です。

「ドーパミン」と関連する病気

「ドーパミン 買い物」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

精神科の病気

うつ病

双極性障害(躁うつ病)

ADHD(注意欠如・多動症)

ギャンブル障害・行動嗜癖(依存症)


脳神経内科の病気

パーキンソン病

ドーパミン作動薬による衝動制御障害

ドーパミンの仕組みを知り、自分に合う健康的な「快感の源」を増やすことが、買い物依存などを防ぐ第一歩になります。

「ドーパミン」と関連する症状

「ドーパミン 買い物」と関連している、似ている症状は7個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

関連する症状

衝動買い・衝動性の高まり

楽しみや快感を得るための過度な浪費

気分の落ち込みや不安を紛らわせるための過食

オンラインゲームや課金への没頭(止められない)

ギャンブル行動のエスカレート(スリルを求め続ける)

SNSや動画視聴をやめられず時間を浪費してしまう

新しい物・刺激を常に求めてしまい飽きやすい

ドーパミンに頼った「その場しのぎ」の快感が続くと、買い物だけでなく生活全体のコントロール感が失われやすくなります。

参考文献

ドーパミン|脳科学辞典(日本医科大学薬理学講座)

「意欲」を「運動する力」に繋げている中脳皮質経路|東京都医学総合研究所・生理学研究所

ドーパミン神経伝達は、大脳基底核における運動情報伝達と、運動発現に不可欠-ドーパミンD1受容体を介する情報伝達の消失が、パーキンソン病の「無動」を引き起す-|国立生理学研究所

睡眠時間が1時間足りていない?たっぷり寝ると糖尿病リスクが低下|日本肥満症予防協会

依存症のための心理療法|依存症対策全国センター

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。