子供よりタチが悪い? 大人のマナー問題
さらに今回物議を醸しているのが、「観客の年齢層とマナー」に関する問題だ。子供向けの側面もある作品ゆえ、「子供の私語や座席を蹴る行為」に対する危惧があったなか、実際に劇場へ足を運んだ人々からは「大人のほうがよっぽど酷い」という指摘も続出している。
「ちいかわの映画観に行って思ったが、子供より大人の方がよっぽどマナー悪い」
「隣のおばさん3人組がほんまにうるさくて最悪だった。変なとこでいちいち笑うし、あまりにも酷いので注意したの初めてかも。小さい子より集団のおばさんの方が正直マナー悪いよね……」
「始まってからもずっと女オタク二人組がベラベラベラベラ喋ってて、後ろの席だからじーっと見てやったけど目合わんし、しまいには隣の人に注意されてやっと静かになった。皆が危惧してた2歳児よりよっぽどうるさくてマナー悪いやん」
「周りの客層が悪すぎて途中で帰りたくなった、何十年と映画見てきてこんなの初めてだ。しかも問題の客はキッズではなく年上のおっさんだったからもう終わり」
このほかにも、「お気に入りのキャラクターが声を出すたびに奇声を上げる大人のオタク」「上映中に何度も出入りを繰り返す転売ヤー風の人物」「ネタバレを大声で話す人」など、周囲への配慮を欠いた大人たちの振る舞いが具体的に報告されている。
子供のぐずり声などはある程度仕方がないと許容する声がある一方で、大人向けのシビアな要素も強い本作だからこそ、分別があるはずの大人のマナー違反に対しては、楽しみにしていた鑑賞体験をぶち壊されたとして、より厳しい批判が浴びせられているようだ。
「レイトショーで自衛」選ぶファンも
相次ぐマナー違反の報告を受け、ファンの中には「劇場に行くのが怖くなった」といった心情とともに、具体的な「自衛行動」に出る人々も多く見られる。
「子供やマナーの悪い大人がうるさいと聞いてレイトショーにした。その方がみんな幸せに暮らせるから」
「ちいかわ映画観に行きたいけど劇場マナーの悪さを聞き、終電近い映画館を探そうと考えている」
「どの特典も別に要らないから、ただただスマホいじらない、喋らない、“普通にマナーを守れる人”しかいない回で観たいだけなんだけどな……」
一部の映画ファンからは、料金の高いプレミアムシートやIMAX上映、あるいは夜遅い時間帯の上映回を選ぶことで、トラブルに遭う「確率を下げる」しかないという現実的な防衛策が提示されている。
ネット上でもたびたび話題になる「映画館のマナー」問題。「ちいかわ」のように、日常的に映画館へ通うわけではない「ライト層」まで取り込むヒット作だからこそ、「暗黙の了解」とされてきたマナーやルールが共有されにくく、こうしたトラブルが表面化しやすい側面もあるのだろう。

