「尿路結石」を発症するとどんな「痛みの特徴」が現れるかご存知ですか?医師が解説!

「尿路結石」を発症するとどんな「痛みの特徴」が現れるかご存知ですか?医師が解説!

尿路結石による痛みの特徴

尿路結石による痛みの特徴

尿路結石による痛みには、以下のような特徴があります。

突発的に生じる

尿路結石の症状の特徴は、発作的な、つまり突然に起こる腹痛です。多くは深夜から早朝に症状が起こります。夜間は尿が濃縮されやすく、結石が動きやすくなることなどが関係していると考えられています。

また、痛みは何の前触れもなく始まることがあり、就寝中に痛みで目が覚めて救急外来を受診するケースも少なくありません。

痛みが消えたり悪化したりする

止んだり起こったりを繰り返す(間歇的;かんけつてき)痛みも尿路結石の痛みとして特徴的です。これは、結石の位置や尿管の収縮状態によって尿の流れが変化するためと考えられています。痛みが一時的に落ち着いても結石が排出されたとは限らず、その後再び強い痛みが現れることもあります。

痛みが移動する

痛みの場所は、結石とともに移動します。そのため、最初は脇腹が痛かったのに、その後下腹部やそけい部へ痛みが移ることがあります。一方で、身体を動かすことでは痛みの変動はないことが一般的です。

消化器症状を伴うこともある

気持ち悪くなり嘔吐する、便秘になるなどの消化器症状を伴うことも稀ではありません。これは、強い痛みによって自律神経が刺激されることが原因と考えられています。症状によっては胃腸炎や急性虫垂炎などと区別が難しい場合もあります。

血尿が出ることもある

痛みに加えて、見てわかる血尿(肉眼的血尿)が生じると尿路結石症の可能性が高まります。ただし、顕微鏡的血尿の場合には血尿とわからないことも多いです。また、血尿の量と結石の大きさや痛みの強さは必ずしも一致しません。強い痛みがあるにもかかわらず血尿が目立たないケースもあります。

男女で尿路結石による痛みの特徴は異なるの?

男女で尿路結石による痛みの特徴は異なるの?

前提として、尿路結石全体のなかでも上部尿路結石の患者さんが多く、中でも男性の罹患率は女性の約2倍とされています。

このように尿路結石は男性に多いですが、痛みの現れる場所などに男女差はほとんどないかと考えられます。ただし、尿路結石による放散痛は、男性の場合にはそけい部や睾丸にかけてみられます。女性は下腹部や骨盤に広がることもあり、婦人科的な疾患と間違われることもあります。また、尿路結石があっても、女性は男性よりも症状が現れないことも多いという報告もあります。

このように、男女間で症状の出る部位や現れる頻度には多少の違いはあるかもしれません。しかし、尿路結石による症状として激しい痛みが出るという点には大きな差はないのではと考えられます。

配信元: Medical DOC

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