5. 入院が必要になった場合の費用
安定期でも再燃・再発によって入院が必要になる場合があります。入院中は自立支援医療の適用対象外(外来のみが対象)ですが、高額療養費制度は入院にも適用されます。
■ 精神科一般病棟に入院・入院期間目安:1〜3ヶ月程度
・月額費用目安(3割):約120,000〜180,000円程度
■ 精神科救急病棟に入院(急性期)
・入院期間目安:1〜3ヶ月程度
・月額費用目安(3割):約300,000〜380,000円程度
■ 精神療養病棟(慢性期)
・入院期間目安:3ヶ月以上
・月額費用目安(3割):約110,000円程度
※上記はあくまで目安です。受診する医療機関や検査内容・投薬内容により異なります。
入院費用は上記に加えて、食費・日用品費などの保険外費用が別途かかることも覚えておきましょう。なお再燃を防ぐ最善の方法は、安定期の外来通院を途切れさせないことです。「もう薬は飲まなくていいかな」と感じても、自己判断で服薬を中止せず必ず主治医に相談してください。
編集部まとめ
統合失調症の安定期における外来通院の費用は、自立支援医療(精神通院)を利用すれば月額1,500〜5,000円程度に抑えられることが多く、所得に応じた上限額の仕組みもあるため、急激な高額負担になるリスクは小さいです。以下のポイントを押さえておきましょう。
安定期の外来費用は月1,500〜5,000円程度(自立支援医療・1割負担の場合)
抗精神病薬は種類・投与形態によって薬代が異なる。後発品への切り替えで費用をさらに軽減できる
自立支援医療(精神通院)は外来費用を1割に抑える最重要の制度。早めに申請しておきたい
精神障害者保健福祉手帳・障害年金など、生活全般を支える制度も組み合わせて活用できる
費用面の不安は、医療ソーシャルワーカーへの相談で解決できることが多い
統合失調症と診断されたら、まず主治医や病院の医療ソーシャルワーカーに「自立支援医療の申請方法を教えてください」と伝えてみてください。費用の見通しが立つだけでも、治療は続けやすくなります。
制度の申請に不安がある方は、市区町村の精神保健福祉窓口や精神保健福祉センターにも相談窓口があります。一人で抱え込まず、まず「聞くだけ」でもかまいません。遠慮なく相談してみましょう。
※本記事の情報は2026年7月時点のものです。制度の内容・金額は変更されることがあります。最新の情報は各申請窓口または厚生労働省のウェブサイトでご確認ください。

