正しく着けなければ意味がない「シートベルト」による事故

2024年の夏。一台の軽乗用車が福岡市内の国道を走っていました。軽乗用車の後部座席に座っていたのは7歳と5歳の姉妹。運転していた母親がカーナビに気を取られ、わき見運転をしたところ、対向車線にはみ出してしまい、路線バスに衝突したのです。
この事故で、後部座席の姉妹が亡くなりました。亡くなった2人はシートベルトをしていたものの、チャイルドシートやジュニアシートは使用していませんでした。シートベルトによる腹部の強い圧迫が内臓損傷につながったのではと考えられています。[*1]
2歳児の首にシートベルトが絡まる事故も
シートベルトによる子どもの事故は、ほかにもあります。Aちゃん(2歳・女の子)は、5歳の兄と自動車の後部座席に座っていました。2人がシートベルトで遊んでいたところ……。
「首が!」
兄の声に母親が振り返ると、シートベルトがAちゃんの首にきつく絡まっていたのです。母親は絡まったシートベルトを緩めようとしましたが、シートベルトのロック機構のため、逆に締まっていきました。そこで近隣の店ではさみを借りてベルトを切断。Aちゃんは救急搬送されました。
