にんにくに多い「アリシン」は何をすると”効果”が薄まる?管理栄養士が解説!

にんにくに多い「アリシン」は何をすると”効果”が薄まる?管理栄養士が解説!

アリシンの効果とは?メディカルドック監修管理栄養士が一日の摂取量・アリインの関係性・多い食品・過剰摂取すると現れる症状・効率的な摂取方法などを解説します。

太田 美紀子

監修管理栄養士:
太田 美紀子(管理栄養士)

給食委託会社で給食管理業務に携わる傍ら管理栄養士資格を取得。現在は高齢者施設で、高齢者の栄養管理や食事支援に従事しています。秋田県糖尿病療養指導士、血糖サポートマスター認定。

「アリシン」とは?

「アリシン」とは?

アリシンは、傷を付けていない新鮮なニンニクにはほとんど含まれておらず、切る、刻む、すりおろすなどして細胞が壊れた際に、前駆体であるアリインと酵素のアリイナーゼが反応して生成される含硫化合物です。ニラやネギにも関連する含硫化合物の前駆体が含まれていますが、生成される成分の種類や割合はニンニクとは異なります。ニンニク特有の香りのもとになる成分で、植物が外敵から身を守るためにつくる防御物質でもあります。基礎研究では抗菌作用や抗酸化作用などが報告されていますが、食品として摂取した場合の健康への作用については、現在も研究が進められている段階です。

アリシンの一日の摂取量はある?

アリシンは健康維持に役立つ可能性がある成分ですが、必須栄養素ではありません。そのため、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、推奨量や目安量は設定されていません。また、アリシンそのものの摂取基準も定められていないため、通常の食事の中でニンニクやネギ類を適量取り入れることが望ましいと考えられています。

アリシンとアリインの関係は?

新鮮なニンニクの細胞内には、アリシンはほとんど存在しません。代わりに無臭の「アリイン」と、それを分解する酵素「アリイナーゼ」が別々の場所に存在しており、ニンニクを切る・刻む・すりおろすなどして細胞が壊れると両者が反応し、アリシンが生成されます。そのため、細かく刻んだりすりおろしたりすることが、アリシンを効率よく生成するポイントです。

アリシンの一日の摂取量

アリシンの一日の摂取量

アリシンは健康維持に役立つ可能性がある成分ですが、必須栄養素ではありません。そのため、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」でも推奨量や目安量は設定されておらず、アリシンそのものについても公的な摂取基準はありません。ニンニクは刺激が強い食品のため、一度に多量に摂取すると胃腸への負担となることがあります。体調や体質に合わせて、無理のない範囲で適量を心掛けましょう。

配信元: Medical DOC

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