働く女性、約半数が「夏休みなし」の衝撃 物価高と「休めない職場」が招く離職リスク

働く女性、約半数が「夏休みなし」の衝撃 物価高と「休めない職場」が招く離職リスク

女性向け転職サイト「女の転職type」を運営するキャリアデザインセンターは4日、働く女性220人を対象とした「今年の夏休みの過ごし方」に関する調査結果を発表した。調査によると「夏休みを取得しない・できない」層が45.5%と最多を占め、物価高や円安の影響で約6割が予定の縮小や変更を余儀なくされている実態が明らかになった。さらに「休暇制度や休みの取りづらさ」が原因で転職を考えたことがある女性は68.2%に達しており、SNSでも子供の長期休みと業務の板挟みや「休めない職場環境」に対する切実な吐露が相次いでいる。

休めない・使えない・予定も立てられない

「女の転職type」が発表したアンケート結果は、世間の「夏休み」というイメージとは大きくかけ離れた働く女性たちの厳しい日常を浮き彫りにした。

まず、今年の夏休みの取得日数において、最も多かった回答は「夏休みを取得しない・できない」の45.5%。続いて「2〜3日」が17.7%、「4〜5日」が15.0%となっており、休暇を取れたとしても数日程度の短期にとどまる人が大半だった。

さらに追い打ちをかけているのが物価高や円安の影響。昨今の物価高が予定に「影響する」と答えた人は全体の63.6%に上る。「かなり影響する(旅行のキャンセル、大幅な予算変更など)」が32.3%、「やや影響する(旅行先の変更、日帰りにするなど)」が31.3%となっており、休む余裕も遊ぶ余裕も削り取られている現実がある。予算に関しても「1万円〜3万円未満」が31.7%で最多であり、「1万円未満」の19.2%と合わせると半数以上が3万円未満で夏をやり過ごそうとしている。

過ごし方の調査では「旅行」(27.3%)や「帰省」(24.2%)に並んで、「掃除・断捨離」(22.2%)や「特になにもしない」(22.2%)が上位を占めた。外出を控え、自宅で静かに過ごす選択をせざるを得ない女性たちの姿が見えてくる。

「子どもの夏休み40日 vs 親の休み4日」の葛藤

XなどのSNSで特に目立つのは、子供の夏休みと自らの勤務スケジュールの調整に苦慮する働く母親たちのリアルな吐露だ。子供の休みは約40日間あるのに対し、親側の柔軟な休暇取得やサポート体制が追いつかず、一緒に丸1日過ごせる休みは数日しかないというミスマッチな現実に直面している。

「8月の中身です。出勤16日、土曜が2回、お盆は休みが取れない週がある、子どもと丸1日いられるのは4日。夏休みは40日くらいあるのに、4日でした」

「娘がお友達2人と遊ぶ約束をしたけど、暑すぎて遊ぶ場所がない…。ということで、致し方なく我が家を開放 でも当然、全然仕事に集中できない 『うちでいいよ!』って言ったのは私。 なのに、 『仕事にならない…』ってちょっとイライラしているのも私。 子どもたちには楽しく遊んでほしい。 でも仕事も進めたい。 この葛藤にいつも困る」

在宅勤務制度があっても、両立を支える支援策や環境が整っていなければ根本的な解決にはならない。業務の合間に育児を一人で抱え込みがちになり、かえってストレスが蓄積する構造的な問題が浮き彫りになっている。

配信元: iza!

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