女優の見上愛が一ノ瀬りん、上坂樹里が大家直美という2人のヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「風、薫る」(総合など)の第95回が7日に放送される。
朝ドラ「風、薫る」第95回(8月7日放送予定)解説
りんと直美は赤痢の感染が収束したことを喜ぶ。直美の本音も知った医師の黒川勝治(平埜生成)は、りんに「ある提案」をする。
第19週では、感染症との闘いを通じ、看護技術だけでなく、患者や地域社会との信頼を築くことの大切さが描かれてきた。第95回は、その経験がりんと直美、そして黒川の今後の選択にどう影響するのかが見どころとなる。
朝ドラ「風、薫る」第19週「黎明の翼」(第91~95回)ストーリー展開【振り返り】
東京へ帰る直美たちを見送った朝、りんが寮へ戻ると、黒川病院の黒川が待っていた。近くの村で赤痢が発生し死者も出ているため、同行してほしいという。自信がないりんは一度は断るが、「看護とは何か? 問われているのは私自身である」という恩師バーンズ(エマ・ハワード)の言葉を思い出し、現場へ向かう決意を固めた。
りんは黒川たちと現地へ向かい、「私たちは絶対に感染しないことが患者さんを救う第一歩と教わりました。私の学んできたものはすべて伝えます」と看病婦に呼びかける。村では長太郎(渋谷そらじ)という少年が「おっかぁを助けてくんなせ!」と助けを求めた。黒川は彼の母・アサ(美山加恋)を赤痢と診断。避病院への搬送を決めるが、父の太助(板橋駿谷)は拒否する。コレラで父を失い、感染者への偏見を知るりんは、「私にも娘がいます。それでもこの村に来たのは、生きてほしいからです。1人でも多く」と説得し、避病院へ搬送した。
避病院でりんは「まずは換気。そして掃除と消毒を徹底します!」と指示。黒川も「一緒にここを病院にしましょう」と先乗りしていた医師に呼びかける。東京から来た患者・柳生藤次(中村倫也)は、村に赤痢を持ち込んだと疑われ孤立。りんは看病婦たちに感染対策を教え、「怖くていいんです。怖がらないと伝染してしまう。病室を清潔にするのも、私たちがうつらないためでもあるんです。ちゃんと怖がりながら看護しましょう」と励ました。
そこへ東京へ戻ったはずの直美が現れ、「駅で、近くで赤痢が出たって聞いて…。りんになら、きっとと思って。環ちゃん、シマケンさんに預けて」と合流。高越日報の横沢公輔(井上祐貴)も駆け付け、「人々の伝染病への理解を深めるために、私を使ってみませんか?」と取材を兼ねて作業を手伝う。
柳生は相変わらず病室へ移ることを拒んだ。直美は「ほっとかない!」と言い切り、「院内での差別を私たちは決して認めません」と患者たちに訴えた。りんと直美は互いに「私だけじゃなかったんだ…」「そりゃ怖いよ…」と本音を打ち明け合いながら看護を続ける。
3日後、感染していないことが確認された太助が避病院に駆けつけ、黒川たちを手伝う。しかし人手不足は深刻で、直美は村へ出て大声で強力を求めた。当初は反応がなかったが、その思いは村人に届き、やがて女性たちが避病院へ駆け付けた。

